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28
2004

Montara

CATEGORY普通日記
どうしようもない倦怠感に包まれ、借りてきたボビー・ハッチャーソンの
"Montara"を再生。サマージャム'95。Sくん達との屋上娘。バーベキュ
ー・パーティーを思い出す。あの時吹いていた風の感覚とヴァイヴの音色
は、今でもものすごくリアルに肌に残っている。

僕は毎日のように娘。の夢を見るのだけど(今日は娘。達と卓球する夢を
見た。辻ちゃんとまりっぺが強かった)、一番強烈に印象に残っている夢は
まりっぺとビアガーデンのような場所で二人で飲んでいる夢で、もしかした
らあれは現実だったのではないか?と思ってしまうほど奇妙でリアルな夢
だった。とてもはっきりとした皮膚感覚や、まりっぺの呼吸、気持ちのいい
酩酊感がそこにはあって、僕はまりっぺに全てを話し、まりっぺもそれに頷
きながら自分を解放していった。現実でそんな濃密なコミュニケーションを
味わったことなんてある訳が無くて、僕はほとんど感動して目覚めを迎えた。
その後の、現実に戻ってきてしまったことを後悔して一日を過ごすことは
他の夢も同じだけど。

今"Montara"を聴いて分かったことは、あの屋上と、この曲が無かったら、
多分僕はまりっぺの夢は見なかっただろう、と言うことだ。ただそれだけの
ことなのだけど、なんだか僕にはとても重要なことのように思える。

あの時、みんなで暗闇に火を囲んだ。
僕はなにも恐れることは無かった。することと言ったらただ、そこにある幸福
を感じ取ることだけだった。僕はたぶん、あの頃の状況全てを「娘。」として
捉えているのかもしれない。善かれ悪しかれ、変化してしまった状況の中で、
僕は無意識に、自慰的にそれを夢として思い出したのかもしれない。



なぜレコードが欲しいのかと言ったら、それを反復したいからだと思う。
なぜ反復してしまうのかと言ったら、それは気持ち良いからだ。音楽の中には
聴き込めば聴き込むほど好きになってしまう曲や、その反対にすぐに飽きて
忘れてしまう曲、いろんな曲がある。そのような曲と曲の違いを説明すること
は僕にはできない。当たり前のことを言えば、自分が好きだと思った曲が好き
な曲なのだ。そして、その好きだと思う気持ち。愛の核心へ近づけば近づこう
とするほど、僕には現実的なロジックとは遠く離れた光景が見える。

つまり、僕の心に現実的な正当性は何一つ無い。



でも僕は、それを幻想とは呼びたくないし、それを信じる心を捨てたくもない。
それが現実的な敗北だったとしても、そこで感じ、信じたことは僕自身の血肉と
なっていくだろう。今の僕に言えるのは、それ位のことだ。