Of Thee I Sing
Winnyで落とした漫画を深夜に一人カチカチめくって、
なんとも言えない気持ちになってなぜか桃子のことを
思ったり。部屋にはずっとジョン・ミラーがリピートで
かかっていて…。別に酒を飲んでいる訳でも無いのに、
僕はあの幸せな酩酊感に包まれている。
あの子は僕のことをもう許してくれただろうか。
許してくれてはいないかも知れない。忘れているかも
知れない。でも、少なくとも桃子は僕に微笑みしか向け
なかったし、それ以上に僕を傷つけることも無いはずだ。
過去の記憶と桃子に抱いた幻想が絡み合い、自分の中
で一本の糸になる。僕はその糸を指でなぞる。その糸が、
なぜかたまらなく愛おしい。その愛おしさは多分僕にしか
分からない種類のもので、だからこそ大切にしたくなる。
このような妄想は、忌むべきキショいものとして扱われてい
るように見えるけど、なんだか一番大切なことのように
思えてきた。
何の根拠もないけど、それが愛おしく感じる。
「それが幻だったとしたら…?」と言う疑問を昔ならすぐに
打ち消していたかも知れないけど、今はなんだか、別に
幻でもいいやって言う気になっている。身勝手な愛情に対
する後ろめたさや罪悪感が、なぜか今は身を潜めつつある。
ジョン・ミラーのグッド・ミュージックがそれに影響を及ぼして
いるのは、間違いないような気がする。ガーシュウィンのメロ
ディーは美しい。ジョン・ミラーのギターと歌声は優しい。
キッズ達は今夜もやって来る。
あの子達の顔を見るのが待ち遠しい。
なんとも言えない気持ちになってなぜか桃子のことを
思ったり。部屋にはずっとジョン・ミラーがリピートで
かかっていて…。別に酒を飲んでいる訳でも無いのに、
僕はあの幸せな酩酊感に包まれている。
あの子は僕のことをもう許してくれただろうか。
許してくれてはいないかも知れない。忘れているかも
知れない。でも、少なくとも桃子は僕に微笑みしか向け
なかったし、それ以上に僕を傷つけることも無いはずだ。
過去の記憶と桃子に抱いた幻想が絡み合い、自分の中
で一本の糸になる。僕はその糸を指でなぞる。その糸が、
なぜかたまらなく愛おしい。その愛おしさは多分僕にしか
分からない種類のもので、だからこそ大切にしたくなる。
このような妄想は、忌むべきキショいものとして扱われてい
るように見えるけど、なんだか一番大切なことのように
思えてきた。
何の根拠もないけど、それが愛おしく感じる。
「それが幻だったとしたら…?」と言う疑問を昔ならすぐに
打ち消していたかも知れないけど、今はなんだか、別に
幻でもいいやって言う気になっている。身勝手な愛情に対
する後ろめたさや罪悪感が、なぜか今は身を潜めつつある。
ジョン・ミラーのグッド・ミュージックがそれに影響を及ぼして
いるのは、間違いないような気がする。ガーシュウィンのメロ
ディーは美しい。ジョン・ミラーのギターと歌声は優しい。
キッズ達は今夜もやって来る。
あの子達の顔を見るのが待ち遠しい。