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21
2003

Happy Syndrome

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なんであぷろだにハピサマとか上がってるんだろう…と思ったら、
今日はあの日だったのか…。時間の概念が欠落している僕は、
毎年こういう日を思い出せない。大体、人に言われて気づく。

そして、紗耶香に対する思いはそんなものだったのか、と自分に
対して呆れる。しかし、呆れると言うのは、自分に対する無意識
のポーズ、エクスキューズなのかも知れない。だって、本当に
思い出さなかったんだから仕方がない……と、こうやって開き直
れるのも年を取ってずるくなった証拠なのだろうか…。

とにかく、僕は今日は夢の中のりかっちのことを思い出していた。
あの幸せな空間を。



石川梨華コンプレックス。

僕は妄想の中で数多くのハロプロ女子達を恋人にしてきたけど、
りかっちだけは今でもそれが不可能だ。どうしても、すんなりと
妄想できない。どうしても、非現実的な妄想になってしまう。
どうしても、どうしても彼女を自分のものにすることができない。

それはなぜなのか。
それは、りかっちがとんでもなくバカだからだ。
…という答えは合っているようで、間違っている。と、言うのは、
僕はバカな女の子が大好きだからだ。では、りかっちの中の何が
僕を不可解の沼の中に引きずり込み、苛立たせるのか。それが、分からない。

りかっちの美しさはどこから来るのかが分からない。
「分からないもの」に対して、僕は不安になる。
りかっちは、りかっちの美しさは僕を拒否するのではないか、と
不安になる。僕は苛つき始める。苛々して、どうしようもなくなる。
何かを壊したくなる。


どうしてあんなに可愛い女の子が、俺の世界の外にいるんだ?


そして、そのもやもやしたものを例の行為にぶつける。
泣きたくなる。気持ちよくもなんともない。なんで自分はこんなことを
しているのかが分からない。そんなことをしている位なら、他の娘。に
萌えていた方がよっぽど有益だし、精神衛生上にも良いのでは無いか…?

しかし、僕の醜い「ハロプロ支配欲」は暴れることを絶対に止めようとしない。
心の奥では諦めているのだけど、それは止まらない。



僕が今まで心の中で「バカ」と切り捨てていった奴ら。
その中から、一人の男を思いだした(弟の同級生だった)。
僕は、いつもそいつをぶん殴りたくてたまらなかった。そいつは、自分の
正しいと思うことを、いつも迷いもなく実行する男だった。

ただ一つ問題なのは、彼の思う「正しいこと」は、僕ら一般の生徒から
すればかなり、ずれたものであることだった。
それは単純に言えば、僕らにとって、体制側に必要以上に擦り寄る行為に
見えた。そして、その「正しいこと」をすることによって、彼は体制側に
気に入られようとしていた(もしかすると、無意識にそうしていた)。
そう言う姿勢は僕らにとっては嫌悪感極まる対象だったし、そんなのは
誰もが承知していることだ、と僕らは思っていた。

忠告をしたくなるのは、あるレベルでは僕らと彼が通じ合うからだった。
しかし、彼は全くそんなことを意に介さず、同じ行動を続けた。
自分が嫌われていることを分かっていても(分かっていなかったのかも知れ
ない)、彼はそれを止めなかった。
こんなにも、根本的に人生に対する視座の違う人間に会ったのは初めてだった。
彼には恐らく何を言っても無駄だった。それは信念とか、そういうものでは
なくて、多分もっと、根本的な違いだった。生理的な違いだった。

そのうち弟はその男を家に呼ばなくなり、僕もその男のことを忘れた。
僕は、その「違い」について考えることは無くなった。



そして数年後、僕は反対していたのに加入してしまった、モーニング娘。の
四期メンのことを好きになった。みんな、どうしようもなく魅力的な女の子達だった。

僕はその頃にはすっかりマジヲタ化していた。
娘。達の発言から娘。達の人格を妄想し、かたちづくり、そして、妄想の中で
コミュニケートした。それは今の社会から見れば、どうしようもなく寂しくて
哀れなことだったかも知れないけど、でも、僕はそれなりに幸せだった。

マジヲタ化が進めば進む程、りかっちに対しての疑問は大きくなっていった。
僕は(妄想の中で)まりっぺや、よっすぃーに対してはほぼ全てを解放し、
そして、彼女たちもほぼ全てを見せてくれていた。

しかし、りかっちは何時まで経っても僕に何も見せてくれなかった。
りかっちと僕は、生まれた時から全く別の方向を向いているように思えた。
彼女が何を求めているのか全く分からなかったし、そのような状態で彼女の
美しさを前にすると、もしかすると今までの自分が全て間違っているような、
自分の過去を全て否定されているような気がした。

そして、りかっちのバカな、理解しがたいパフォーマンスは続いた。
気の合う何人かの友人も、もう既に身も心も全て彼女に沈んでしまっていて、
僕のジレンマは誰にも相手にされること無く放置された。



僕は、彼女を克服すべく、日記に彼女との妄想を書いた。

しかし、その妄想は誰にでも分かる僕と彼女の違い、「性」にしか向かなかった。
僕は、それに苛立った。人間を理解できないことに苛立った。
そして、僕よりも彼女のことを理解している(ように見える)人達に対して嫉妬した。
自分を騙し騙ししながら、心の奥にはいつもそういうものが渦巻いていた。
僕は、その渦巻きのせいで、あまり思い出す必要の無い男のことに対しても考え
なければならなかった。理解不能な生き方に対して。生理に対して。


そう、つまり、僕はりかっちに対してどろどろだった。
どうしようもなく、どろどろだった。





あっけもなく、昨日見た夢は、そのがんじがらめな混線をいとも簡単に解放してしまった。
一瞬の間だけだったけど、それを解放してくれた。

普段の荒唐無稽なものからしたら内容はなんてことないものだったけど、
でも僕はその夢から感じ取った感覚で、また、ちょっとだけ救われたような気がする。
…「それ」を正確に説明することは多分不可能だし、だから、僕はさっきからずっと
キーボードの前に貼り付いているのだけど…。

僕は理屈よりは、イメージを信じる。
コンプレックスよ、砕けろ!