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24
2003

双子座グラフィティ

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最近よく眠れない日々が続いていたので、仕事から
帰って、いろいろ済ませて、即爆睡。

夜中、妙な感覚に胸が痛くなって起きる。
気づいたら、弟の部屋からキリンジの「双子座グラフィティ」が
流れていた。あぁ……青春の名盤だァ……。なんでこんなに胸が
痛くなるんだろう。俺の青春って終わっちゃったのかな、紗耶香?
…っつうか「ペイパー・ドライヴァーズ・ミュージック」や「セカ
ンド・モーニング」をこんな感慨と共に思い出す日が来るなんて、
当時は思ってもみやしなかった。そう、当時僕は「プッチモニは
いつまでも三人!」だと思っていたんだ。ねえ、圭ちゃん?

紗耶香が脱退、ごっちんが脱退、圭ちゃんも脱退。
なんか、「アメリカン・グラフィティ」のエンディングを見てる
みたいだ。オール・サマー・ロング。本当にこんな日が来るとは
思ってなかった。そんなのに比べりゃ些細なことだけど、僕は一
人になり、前より寂しく、神経質な人間になってしまった。
酒を飲むとたまに目がかすむようになった。くたびれた顔になった…。

友達と会って昔のPVを見れば、「この頃は平和だったよねえ…」
って話になる。必ず、なる。UFAの社長が変わって、そいつは
ヲタのことを嫌いだそうだ。僕も以前よりヲタのことを嫌いに
なったけど、誰が娘。を支えてるのか、ちょっとよく考えてみて
欲しい……と、気づくといつの間にか話は説教くさくなっている。
やっぱり、年をとったのかなぁ……。

今も弟の部屋からキリンジは流れていて、「かどわかされて」が
始まって、僕はまた切なくなっている。あの頃の感覚が甦る。
「戻ってこない感覚」が、この曲には溢れている。
今だけじゃなくて、あの頃も僕はこの曲を聴きながら「戻ってこ
ないもの」について考えていた筈で、でも、そんなものはもう
今となっては忘れてしまった。そして僕は今、あれから失った
ものについて考えている。

きっと、これからも同じ事が繰り返されるのだろう。
でも、その繰り返しの課程で、もう既に、僕は随分と老けこんで
しまったような気がする。前とは違う人間になってしまったような。
前よりも、もっと諦めた人間になってしまったような。

あの頃僕が心の中に思い描いていた圭ちゃんは、娘。達は、
今の僕を見たら失望するような気がする。

でも、僕の心には悔しさも何も湧いてこない。
哀しい。色んなことが哀しい。

弟の部屋からのキリンジは、途絶えた。
まったく、これからまた何を失えって言うんだ。…ねぇ、圭ちゃん?