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22
2002

Lanca Perfume

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右あばらのあたりがシクシクと痛くて張ってるような感じがする
んですが、これは肝臓がヤバいってことでしょうか?

色々調べてみたんだけど、胆石なのか脂肪肝なのか良く分からない。
しかし最近、酒が抜けるのが異常に遅かったりして本当に不安。
毎日飲んでる訳じゃないんだけど…。一度に大量に飲むのがマズいのか。
どっちにしても不安だ。しばらく酒は控えよう…と書いてる矢先に
もう一本口をつけてしまった。まあ、咳は良くなったし…。

しかし、風邪ひいた時ってほんとに誰かに側にいて欲しくなりますね。
いくら妄想、錯覚しててもこういう時には自分の置かれた現実を思い
知らされる。いくら待っても加護ちゃんは来てくれない。ああ……。


「こうちゃん、今日はちょっと飲み過ぎじゃない?もうダメ!」
僕から缶ビールを引ったくる加護ちゃん。
「…分かったよ、その一本で止めるよ」
「ダメ!こうちゃんに飲ませるくらいなら……亜依が!」
目をつぶっていきなり一気に缶を飲み干す加護ちゃん。
「なっ、なにやってんだよ!大丈夫か!?」僕は缶を取り上げる。
「ゴホッ・・・ゴホッ、ゴホッ!・・だ、大丈夫だもん」
涙目で強がる加護ちゃん。うっすらとその頬が紅くなっていく。

「あーあ、分かったよ。亜依にこんなことされちゃ…。俺、もう飲まないよ」
「………本当?」
「うん、だから後一本だけ」僕は残ったビールを飲み干した。
「もー!……どうなっても知りませんからね!」怒って立ち上がる加護ちゃん。
でも足下がおぼつかない。僕は加護ちゃんの肩を抑えて座らせる。

「……でも……亜依も、本当は早く大きくなって、こうちゃんとお酒飲みたいな…」
僕の肩により掛かってくる加護ちゃん。iTunesからはタイミング良く、ヒタ・リー
の"Lanca Perfume"が流れ出す。「あ、今この曲聴きたいって思ってた…」「…あ、俺も」

ブラジルロック界の歌姫、ヒタ・リーがこんなにリラックスしたポップ・ソングを
レコーディングしているというのも驚きだったけど、亜依がネットのどこかから
この曲を探してきたのも驚きだった(どこからもらっちのかは教えてくれなかった)。
僕のかける音楽に興味なさそうにしていた亜依だったのに、ヒタ・リーなんて単語を
ちゃんと憶えていたのだ。

僕らは二人で初めてこの曲を聴き、二人でこの曲を好きになった。
「なんてアルバムに入ってるんだろうね?」
「うん…調べたんだけど、ベストには入ってた」
「……明日、買いに行こうか?」
「うん!」

僕らはお互いの肩にもたれながら、ヒタ・リーの曲を3回聴いた。
僕らはお互いの体温を感じ、メロディーを感じた。

僕は、幸せだった。
僕は、亜依のことが大好きだった。

その時間を、僕はいつまでも終わらないように感じた。