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25
2003

Because of you

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僕は、娘。達の写真を、画像を見ている時間が一番多い。
ぼーっと、子供みたいにいつまでもそれを見続けている。何も考えない。本当に娘。達は可愛い。
娘。達のことを可愛いと思った時、身の内に生まれる衝動を抱え込む人間と、それを何らかの
かたちで外に放出する人間に分かれると思う。僕は言うまでもなく抱え込む側のタイプの人間で、
そして、僕は色々なものを抱え込み過ぎてもう何が何だか分からなくなってしまった。

5分ごとに違うメンバーのことを考えたりとか、そういった萌えの不安定。

自分の萌えが不安定な内に、それぞれのメンバー一筋に萌えているヲタ共がメンバーをさらって
いってしまわないだろうか。そのような不安は常にあって、しかし、一人で居る時は、部屋に
居る時はそんなことはすぐに忘れてしまう。そこには僕と娘。しか居ないから。

こうなってくるといよいよ重症だなぁ……と思いつつも、今は不意にやって来たごっちん萌え
で幸せだ。バックに流れるのはなぜかハウルヂーニョの「サン・ミゲールの秘宝」。アコギの
カッティングかっけー……。と言った瞬間にセルジオ・メンデス・トリオにCDを取り換える。
ああ、ごっちんの場合、妄想のディティールがどうしても思いつかない。ごっちんと何を喋っ
たらいいのか分からない。僕は常に各メンバーに対する妄想の入り口を見つけようとしている
が、ごっちんの場合、どうしても恋人妄想に辿り着かない。

やっとの思いで辿り着いてもそれは「友達の恋人妄想」でしか無い。
なにかのきっかけに、その友達が部屋を出て行き、ごっちんと二人きりでドキドキ。
沈黙に気を使っているのか、いないのか、ごっちんは僕のCD棚を漁っていちいち感想を言って
くれる。僕はその後ろ姿と、振り返った笑顔にドキドキする。大好きなジャケットが、こんな
可愛い女の子の手の中にあるという「絵」に。

僕は「もし、ごっちんが僕の彼女だったら」と考える。
友人の前でしか見せないあの表情や態度みたいに、今のごっちんの表情や態度も、僕のための
ものなのだろうか…。いや、そんなことはどうでもいい。どうでもいいから、この時間がもっと
続いていて欲しい……。「すっごい爽やかな格好してるねぇ~~、このおじさん」

ごっちんが手に取ったのはクリス・モンテスの"Foolin' around"だった。
ジャケットには、妙に丈の短いズボンを履いたクリス・モンテスが海辺でギターを持った女の子
と並んで座っている。確かに、このクリス・モンテスの格好は今時の女の子にはインパクトを
与えるかも知れない。ごっちんは、楽しそうに笑っていた。

「聴いてみる?この人こんな顔してるけど、想像のつかないような綺麗な声してるんだよ」
「えー、そうなのぅ…?」僕は、トレイのCDを載せかえながら、そのギターを持った女の子が
ごっちんだったら…と思った。無くしてしまったライナーに書いてあった"Foolin' around"の
歌詞は、友達とごっちんの関係をそのまま書いたような心優しくさせる歌詞だったし、収録曲
の"Girl talk"は、ごっちんと彼女の友達が戯れている風景を見るように、優雅だった。
その風景は、優雅で切なかった。

僕らは、しばらく音楽を聴きながら黙っていた。
クリス・モンテスの甘さはごっちんに伝わっただろうか。ごっちんは、それをどう感じただろう。

そして友人が帰ってきて、僕はいつもの僕に戻った。