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11
2003

Tea for two

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バド・パウエルに圧倒される。打ちのめされる。

The Genius Of Bud Powell

加護ちゃんはこの演奏を聴いてどう思うだろう?

僕はそのスピード感に目を回し、メロディーに、リズムに酔い、同時に
哀しくなった。彼の持つ狂気の美しさに僕はただ圧倒されるしかない。

そして、なぜかこの哀しみは、狂気は、僕の脳の中では加護ちゃんと
直結してしまう。メロディーの洪水の中で、僕は僕の感情を加護ちゃん
に全て解放する。

足りない。足りない。まだ言い足りない……。





僕は、変なことを考え始めている。
僕がこんなにも加護ちゃんに狂気的な感情を抱いてしまうのは、加護ち
ゃんもまた、狂っているからではないだろうか?…と。

彼女の表情や仕草の端々に、僕は説明できない何かを感じている。
加護ちゃんの苛立ち。その苛立ちは何によってもたらされ、そして、
何によって癒されるのだろう。彼女が本当に求めているものは、何なんだろう。
もしかしたら、それは僕が考えるものと………いや。

彼女は、また変わろうとしている。
彼女はあるべきかたちへと向かっただけのことだ。僕はそれについての
凡庸な悪口雑言を聞くと、不思議な気持ちになる。一体、この人達は
加護ちゃんの何を見てきたんだろう?と。

いつからか、加護ちゃんに関して考える時「聖」と言う言葉をイメージ
するようになった。いや、それなしでは考えられない。

彼女は天才だ。
そして、狂気を持っている。そして、自らを凡庸の沼に身を浸している。

かつて存在した、彼女が彼女自身を表す場所は、いつからか次々と失われていった。
それでも彼女はそこに居る。彼女は、自分がそこに居なければならないことを知って
いるからだろう。僕は、件の場面を見てやはりやり切れない気持ちを抱いた。

あんなものを見て大喜びしている人間は死んでしまえば良い。
そして、加護ちゃんは、世の中がああいうものを見て大喜びする人間ばかりだ
と言うことを良く知っている。だから、加護ちゃんは微笑みながら、沼の中に居る。





そして、加護ちゃんがその狂気と才を発揮する最後の場所は、また一つ失われた。
一昨日Dさんが嘆いていたように、ミニモニ。はもう、ミニモニ。ではあり得ないだろう。

彼女が沼の中に居られる内に、彼女が彼女自身を保ち続けていられる内に、
モーニング娘。は、もう一度その神聖な、圧倒的な輝きを取り戻せるだろうか。

加護ちゃん。