鈍色の季節
KZくんと待ち合わせた時に、みにちあが解散する時に、彼が泣いていた時に、
僕も泣きそうになった。でも、年上だし、泣いてはいけないと思った。
しおりんが泣いてしまった時の後、3人で泣いたときもあった。
少女を愛することがある意味で罪深いことをわかっていながら、その場所は全てを許してくれた。
みにちあを失った原因は僕にもあるだろうし、でもそれは、僕や、KZくんや、Dにとってなくては
ならない成長の段階だったような気もする。
しかし、彼らは既にに結婚したり、出世したり、僕だけが成長していない。
むしろうつになったりして退化している。
どうすればいいのか分からないし、でも、薬を飲んで眠ると前みたいに
何回もトイレに起きなくてもいい。そして、今まで出会った友達が夢に出てきてくれる。
アイドルも出てきてくれる。昔の恋人も出てきてくれる。その時は泣きそうになって目が覚める。
もう貼らないけど、僕らは物理の成績の悪い子どもたちだから酒を飲み続けることしかできない。