Caroline,No
髪を切った舞美さんを見てきた。
やっぱり脳内で再生されたのはビーチ・ボーイズの"Caroline,No"で。
Where did your long hair go
Where is the girl I used to know
How could you lose that happy glow
Oh, Caroline no
僕の周りでは、かわいいという人もいたけど、ショックを受けた人の方が
多かった。僕自身も、間近で髪を切った舞美さんを見ると何か落ち着かな
くて、不安な気持ちになった。
ただ単純に、好きな子が髪を切っただけならあまり動揺はしなかったと思う。
やっぱりみんな、心の奥底で舞美さんが髪を切ったことに何かしらの象徴的
な意味を感じているのではないかと思う。
昨日のオカールも「5人になってパワーダウンしたとか言われないように
一生懸命頑張ります」と言っていたけど、今はメンバーにとってもヲタに
とっても、とても不安な時期なのだ。
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舞美さんのことだから、リーダーとして一層強くならなければいけない、と
いう決意から髪を切ったということもあると思う。僕はそんな舞美さんが
大好きだし、これからもずっとついていくつもりだけど、でも、なにか、
どこか言いようのない喪失感を感じてしまう。
Xさんが「舞美の長い髪に詰まった思い出が本当に沢山あるんだ」と言って
落ち込んでいたけど(彼は個人的事情もあり、もう℃-uteイベに行かなく
なるかも知れないとのことだった…)、僕にもその気持ちは分かるような
気がする。
ずっと胸の中で大切にしてきた幸せな想い出や、象徴としての℃-uteその
ものまで失われたような気がしてしまうんだ。
今は特に。
□
でも、本当に、最も失われたのはオカールであり、サッキーであり、まい
まいであり、あいりーんであり、舞美さんなんだよね…。それを超えて、
一人でステージに立って、頑張っている。
舞美さんは910の日みたいに、「5人になって云々」ということは言わなか
ったけど、きっとそれは舞美さんの中で、そのことに「けり」をつけたから
だと思う。
今日はいつものソロイベみたいにやたらとテンパっていなかったし、歌では
声がよく出ていた。声が裏返ることも殆どなかった。僕は実は舞美さんの
歌声があまり好きではなかったのだけど、今日の「渡良瀬橋」や「私の恋人
なのに」は、本当に胸を打つ、丁寧な、心のこもった歌唱だった。それも
これも、これからの℃-uteに対する、舞美さんの覚悟の表れなのだと思う。
□
舞美さん、僕は舞美さんほど誠実で、真っ直ぐで、努力する人を見たこと
がないんだよ。そして、僕はそんな舞美さんが本当に、本当に大好きなんだ。
もしかしたら、これは恋愛ではないのかも知れないとも思う。
僕は好きになったアイドル全てを自分勝手な恋愛妄想の渦に巻き込んできた。
常に自分の妄想が対象をリードし、対象を観察することによってまた妄想を
補い、自分にとっての絶対的な恋愛偶像を作り上げてきたような気がする。
でも、舞美さんに関しては、常に舞美さんが僕を引っ張るんだ。
現実の舞美さんが。こんな気持ちは初めてなんだ。本当のことなんだ。
そして、これからどうしたらいいのかもよく分からないんだ。
好きな気持ちが強すぎて、それをどう扱ったらいいのか分からない。
好き過ぎて、握手で何を言ったらいいのか分からない。好き過ぎて、手紙に
なんて書けばいいのか分からない。この日記もどう終わったらいいのか分からない。
延々と書き続けてしまうような気がする。
…とりあえず、寝るよ。舞美さん、今日はありがとう。
おやすみなさい。