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05
2002

笑顔に涙

CATEGORY普通日記

感じる。
きりりのCMにゆっくりと脳髄が侵されていくのを感じる。
・・ごっちーん!なーっち!りかーーっち!ミュージカル!

感じる。
僕の心がごっちんに吸い寄せられていくのを感じる。
なぜだ。なぜ、ごっちんにこんなに安らぎを感じるのだ。
あややの「オシャレ!」を聴いていると、なぜだか最近はごっちんが浮かんでくる。
キリンジの「乳房の勾配」を聴いていても、最近はごっちんが浮かんでくる。
もしかして、僕はごっちんに恋をしてしまったのだろうか。・・しかし、なぜ、今?
ヌッキモニを見ても僕の中でごっちんは確実に数を増やしているし、一体どうした事
だろう。入った頃は、僕はむしろ彼女に眉をひそめていたりしたのに。

・・ああ、なんかビールが飲みたくなってきた。ビールを飲みながら、大好きな音楽
を聴きながらごっちんのことを考えたい。そうだ、買ってこよう。





(買ってきた)


そういえば昔、「アルコール中毒のモーヲタ集まれ!」なんていう愉快なスレが
羊にあったが、どこに行ってしまったのだろうか。探しても全然見つからない。
モーイベントやモーオフに行ったことの無い頃、僕の楽しみと言ったらこうして
ジャズを聴きながら好きな娘。のことを考えるという、ただ、それだけのものだった。
それだけのものとは言え、僕はそうしている時、とても優しい気持ちになれたし、
錯覚に過ぎないけれど、いつもより娘。達を身近に感じることができた。

あの頃は娘。達は番組も持ってなくて、たまに歌番組に出るだけで、もちろん僕は
それをビデオに録っていたけども、編集するのが面倒くさくて、僕はそのビデオ・
テープにいい加減に彼女たちの出た番組を録画し続けた。
いい加減に録っていたから、娘。達の歌が終わっても他の歌手が三十分も映って
いたり、延長した野球中継が入っていたりでいつも途中で興をそがれ、僕は結局、
その時勤めていたレンタル・ビデオ店からダビングした「モーニング刑事」を
再生したのだった。音を消して、大好きなアルバムを再生し、ビールを飲んだ。
好きな場面や好きな表情の時以外は、Macに向かって愚にもつかない日記を書いた。

あまりに「モーニング刑事」を繰り返し見たので、映画ファンの集まるコアな
サイトに出かけていって、無理矢理絶賛したりした。僕はその頃「モーニング刑事」
について語り合う友達なんていなかったのだ。そんな友達、いるわけがない。
僕は当時掘っ建て小屋みたいな音楽日記サイトをやっていて、それはモーニング娘。
のサイトでは無かったのだ。そこにはいわゆる「モーヲタ」は一人もいなかった。
いや、その頃僕は「モーヲタ」という言葉を知らなかった。・・GMはいつ知ったんだっけ。

僕は飽きたらず、ソフトロックファンの集まるサイトに出かけていって、「真夏の
光線」を絶賛したりした。「真夏の光線はソフトロックだ!」と宣言したりした。
当然、分かってくれる人はあまりいなかった。その頃、僕はスタカンの事も知らなかった。

とにかく、僕は大好きな音楽を聴きながら娘。のことを考え、ビールを飲み続けた。
娘。達は次第に僕の中で人格を持ち始め、僕はその幻想に酔った。圭織はドアーズが
好きな女の子で、あやっぺはスウィート・ソウルが好きだった。紗耶香と圭ちゃんは
ソフトロックが好きだった。当時、紗耶香は「さやりん」と呼ばれていた。
僕は毎日紗耶香のことを考えながら現場に走った。アンソニー&インペリアルズの
「Trick or treat」を聴きながら、紗耶香のことを考えながら走っていると、
もしかして自分の行く先には本当に紗耶香が待っているのではないか、と思えた。

その頃、僕にはその曲はいわゆる胸キュンポップスの極みだったし、紗耶香も僕の中で
どんどん大きくなり始めた時期だった。紗耶香と圭ちゃんがきっかけでモーニング娘。
が好きになったようなものなのだけど、いつの間にか僕は紗耶香のことばかり考える
ようになってしまった。音楽と紗耶香さえあれば、僕は幸せだった。

その頃は結構ハードな仕事が続いていて、部屋に帰ってくると風呂に入って、ビールを飲む。
その位の時間しか無かった。僕は毎日安いチーズをつまみながらビールを飲んで、紗耶香の
ことを考えながら日記を書いた。本当にそれしか無い毎日だった。朝は現場へ向かう車の中
で、アルコールの残る身体をシートに埋めて、また紗耶香のことを考えた。

その内、本当に紗耶香と結婚できるのではないか、と僕は思い始めた。
もちろんそんな妄想が実現する筈がないが、僕は紗耶香が脱退するまでそれを胸に持ち続けた。


僕にはその頃彼女が居たが、僕はその彼女のことを大事にしていなかった。





脱退。
ごっちんがステージで泣きついているのを見て、僕は初めて彼女を認めたのかも知れない。
それまで「萌えた」ことは無かったし、正直に言えば気に入らないことの方が多かった。
でもあの涙には嘘偽りは無かったし、ラジオを聴けなかった僕には(耐えられなくてすぐに
消してしまった)、僕にとっては、それはごっちんを「本当に」承認する瞬間だった。

・・でも僕はごっちんに、恋という感覚を今までに感じたことは無かった。
それは単なる性的なものだったり、またはそういう即物的なものだったりした。

もしかしたら「それ」は、Mr'Moonlight以降なのかも知れない。
僕はあの曲をコンサートで聴く度に泣きそうになってしまうけど、僕を泣かすのは紛れもなく
「そして絶え間なく 笑顔に満ちて」からの歌詞とメロなのだ。ごっちんからなのだ。
そういう作りだと言われればそれまでだけど、僕はあの歌を歌うごっちんが大好きなのだ。


熱いごっちんが好きだ。
ごっちんの心の扉の奥にあるものを僕は見てみたい。