16歳のしみハム
HDDの傍らのしみハムOPVを取り出して、Sくんにもらった小林径のミックステープから好きな曲を重ねる。随分懐かしいしみハムの映像で、それは5年前のことのようにも思える。
Sくんにもらったリストを無くしてしまったから、曲名も歌手の名前も分からない何語で歌っているのかも分からない。色々な感情が複雑に情熱的に交じり合ったようなサウンドは、しみハムの存在に対する僕の気持ちと妙にシンクロする。
ずっと「しみハム」と呼び続けてきたけど、しみハムはもうすっかりお姉さんになってしまった。僕はもっとふさわしい呼び名を考えるべきなのかも知れないね。佐紀ちゃんとも呼びたくないし、佐紀と呼ぶのも躊躇してしまう。「清水さん」には惹かれるものがあるけど、それも違う。やっぱりしみハムしかないのかな。
しみハム、16歳おめでとう。