爆発
溢れ出る感情と体液と。もう僕は駄目だ。
自分を止めようとしても止められない。
止める意味が見あたらないことを、僕はこれからもずっと独りだと
いうことを無意識は知っていて、それが僕を異常行動へと誘うの
かも知れない。この部屋で、儀式として、僕は自分の衝動を収め
ようとしている。独りでする行為はいつも悲しい。どこまで行っても
独りでしかなく、どこまで行っても舞美さんは居ない。
愛の成就を求めて、僕が下せる判断は、やはり死だ。
彼女への想いを捨ててしまえば楽になれる。でも、それでも泣き
たくなるほど舞美さんが欲しい。舞美さんの存在全てが欲しい。