舞美さんの涙

とさかさんと飲んでまたしても酔っぱらってしまった…。
酔うと舞美さんのDVDばかり見て、舞美さんの涙を見る度に
叫んで、しばらくそんなことしかしていないような気がする。
ちょうどスパイラル・ステアケースの"More Today Than
Yesterday"が流れる。毎日、毎日、舞美さんが好きな思いが
募っていく。今まで聴いたラブソング全てが舞美さんを意味
するようになる。いや、それは正確ではなくて、ただ書かな
いだけで、サッキー、めーぐるのこともやたら考えている。
オカールについて考えることも多いけど、もしかしたらそれ
は恋愛とは違うんだろうかと思う。オカールとは何よりじゃ
れあいたいという動物的な感覚が強い。それは動物的感覚で
あり、人間的、性的関係でもあり…。
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それでは舞美さん的感覚とは何なのだろう、と考えたとき、
それはやはり全ての感覚を飲み込んだ恋愛であるとしか答
えようがない。僕は髪型で言うとデコ出しが嫌いだけど、
舞美さんのデコ出しは可愛いと思う(下ろした方が好きだけ
ど)。
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ただ、首輪をしている舞美さんだけは納得がいかない。
舞美さんは犬じゃないんだ!!!
でも舞美さんは自分の感覚よりも和を優先するだろうし、
そもそも舞美さんは文句をつけること自体しない筈で。
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人生ベスト10に入るような激しい眠気の中で仕事をしつつ、
舞美さんと自分の老後を考えたりした。僕は性懲りもなく
その頃も続くハロプロの新しいメンバーに萌えたりしていて、
洗濯物を畳む舞美さんがそれに嫉妬するという平和な風景。
「どうせ私は**歳ですよーだ!」
嫉妬する舞美さんに甘え、そのまま二人で眠る。
なぜか、昔から変わらない舞美さんのシャンプーの匂い。
舞美さんは僕の名前を呼び、僕は舞美さんの名前を呼ぶ。
お互いの声と体温がスイッチとなり、心地よい眠気を呼ぶ。
恋愛感情さえも溶け出す。彼女が何を感じているかが分かる。
もう何もいらない。
全てが消滅し、お互いの名前だけが残る。最後の意識の中に。