Essa Mare
今やっているのがモニタに張り付きっぱなしの仕事のせいか、終わって
「さあ日記を書こう」と思っても頭の中が真っ白なことがしばしば。
というか毎日真っ白。って前も書いたよなこういうこと…。
その真っ白を塗りつぶそうと出てくるのは「舞美舞美舞美舞美舞美舞美…」と
気違いじみた名前連呼のみ。酒を飲んでしばらくじーっとしてみても益々頭が
ぼーっとするばかり。ホニー&セントラル・ド・ブラジルのソフト&ジェント
ルなコーラスが聴きたくなって再生。2本目のビールを開けてようやく脳が回
転しだす。
アルバムの最後はイヴァン・リンス作の有名曲「Essa Mare」。
イヴァン・リンス自身がこの曲をあまり歌わないのは絶望的な歌詞のせい…?
という記述をネットのどこかで見たような気がする。僕達の愛はもう終わりな
んだ、という歌らしい。
舞美さんとの愛の終わりを、℃-uteとの愛の終わりを想像したら悲しくなった。
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新しい何かに夢中になる度、次々と何かを失っているような気がする。
キッズに夢中になって以来、ずっとそんなことが続いているような気がする。
その場所で愛について交わされる言葉は、似ているようで昔とどこかが違う。
新たな幸福の中で僕は、失われた幸福の記憶について考えている。
僕は何かを共有したがっている。確認したがっている。
℃-uteについての記憶を、感覚を。
ある種類の人しか感じることのできない悲しみを。