荒廃
なんだかまた酷く精神が荒廃している。
外に出るのがやたらとおっくうで(コンビニにさえ行きたくない、(できれば)
誰にも会いたくない)、一日の中で自分を醜い男だと思う頻度が多くなり、
なんだか誰とも話が合わないような気がし、マイナーで陰鬱なメロディを
好むようになり、そのメロディーの中でめーぐるや雅ちゃんの妄想をするの
だが、たちまち「結局のところこんな音楽もこんな妄想にも誰も興味はない
し、誰に伝わりもしないのだ…」と絶望に陥り、アルバムを手に取る気力す
ら湧かず、めーぐるの写真をモニタに1枚開き、こうして絶望を綴っている。
被害妄想が酷くなる時に寄りかかれるのはキッズしか居ない。
そういえば、以前もこんな状態でバド・パウエルを聴きながら加護ちゃんに
しがみついていたような気がする。だが、僕はもう彼女のことを以前のよう
に愛していない。
その事実が僕をまた酷く絶望させる。
□
僕はもっと激しくキッズにしがみつくようになった。
激しい悲しみを抱くようになった。激しく泣くようになった。激しく求める
ようになった。激しく絶望するようになった。僕は今までの文脈でそれを
表現することはできない。
僕はたぶん、しばらく(もしかしたら永遠に)、こういう風にしか書けないし、
こういう風にしか生きていけないだろう。