化粧は静かに雪崩て
疲れた。
こんなに疲れたのは久しぶりだ。もう何も考えられない。
舞美さんの成長していく姿とその純真を目の当たりにし、どうしようもなく
切なくなった。Berryzのジリリを見てまた切なくなった。好きな女の子が
大人に近づくことはたぶん喜ぶべきことだろう。そうなんだと思う。でも、
なんだか胸を掻きむしられるような感じがする。それを正視することもつ
らい。でも、見ずには居られない。
僕は疲れてしまった。舞美さんと泥の中に入って眠りたい。
そしてそのまま溶けてしまいたい。舞美さんの笑顔も、悲しみも、全てが
静かに泥に溶ける。そんなイメージの中で僕は目を瞑る。