Cou-Manchi-Cou

凄まじい嫉妬に駆られ、敗北感、絶望感、疎外感が交互にやって来る。
自分の知らないところで様々なことが行われている。僕は昨日のことを思い
出すことすら出来ない。思い出せるのは昔のことばかりだ。

もしあの道の向こうからサッキーがやって来たとしても、彼女は僕に
脅えるだけだろう。そう考えると、悲しい。今日も妄想の舞美さんの
家の前を通ったが、僕が舞美さんの家に気づいたのは通りすぎてから
だった。もうあの家には舞美さんは住んでいないのだろうか？

僕はまた悲しくなった。


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Mixiを見ていると、みんな楽しそうだったり、凹んでいたり、大変そう
な毎日を送っている。論評や感想、ニュースリンク、エトセトラ、エト
セトラ…。僕は彼らほど活き活きしていない。そして、Mixiを登録した
間柄であるというのに、関係性はほぼ皆無のようにも思えたりもする。
何を言っているのかさっぱり分からない時もある。そしてそれにさらに
意味不明なレスがつく。僕は混乱する。でも僕もきっとそれと同じこと
を繰り返しているんだろう。

結局、僕はどこにいても疎外感を感じるということなのかも知れない。
違う、違う、と感じながら声にするほどの違いは感じない。沈黙の内に
時間が全てを持ち去って行く。僕は友理ちゃんと話したいと思う。「例
えばこういう場合」に友理ちゃんはどう感じているのか？


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それを知る日が永遠にやって来ないような気がしているから、こんなに
も落ち込んでいるのかも知れない。早く夜が明けて欲しい。


ふとオカールの浴衣を想像する。
オカール、僕を仲間はずれにしないで。