一日の終わり
腹減った……でも眠い…動きたくない…。でも腹減った……
でも眠い……動きたくない……でも腹減った……でも眠い……。
結局食うか寝るまで延々と繰り返されるこの駄目人間ループ。
オカールは今頃間抜けな顔で大口開けて寝ているんだろうな…。
□
昔は、疲れて帰ってきて寝るとよく仕事の夢を見た。
昼間の作業の夢の中で続けていて、ミスをしそうになってはっと
起きる。そして、もうあの仕事は終わったんだと確認して安心して
眠る。オカールもそんな夢を見たりするだろうか。オカールはそん
なタマじゃないような気もするけど。オカールの今日の記憶に、
その視界の隅っこに僕は少しでも映ったんだろうか……。
あんなに近くでオカールを見たのは初めてだった。
他の三人がスケブ無反応を貫いているのに、自分からスケブを
探している節さえあるオカール。うっとうしく感じるだけのスケブ
厨が昨日と今日だけは羨ましかった。オカールに、僕にもあんな風
に微笑みかけて欲しいと強く思った。とても強く思った。オカール
の前では僕は無力な赤ん坊だった。僕はただオカールの愛を求める
だけだった。
何をしたいと言う訳でもなく、何を言いたいという訳でもなく、で
もオカールと言葉を交わしてみたい。なんだか小学生の頃の恋愛感
情に近いような気がする。好きだけど、どうしたらいいのかがわか
らない。どうすれば仲良くなれるのかがわからない。
□
結局何も言えずにただ時だけが過ぎていく。
そしていつか、全てを忘れてしまう。
僕はいつかのようにオカールにラブレターを書くべきなのだろうか?
もし僕が11歳だとしたら、この罪深さは消えて無くなるだろうか?
□
28度に設定した冷房が急にうなりを上げる。
明日はオカールに会えない。会いたい。
でも眠い……動きたくない……でも腹減った……でも眠い……。
結局食うか寝るまで延々と繰り返されるこの駄目人間ループ。
オカールは今頃間抜けな顔で大口開けて寝ているんだろうな…。
□
昔は、疲れて帰ってきて寝るとよく仕事の夢を見た。
昼間の作業の夢の中で続けていて、ミスをしそうになってはっと
起きる。そして、もうあの仕事は終わったんだと確認して安心して
眠る。オカールもそんな夢を見たりするだろうか。オカールはそん
なタマじゃないような気もするけど。オカールの今日の記憶に、
その視界の隅っこに僕は少しでも映ったんだろうか……。
あんなに近くでオカールを見たのは初めてだった。
他の三人がスケブ無反応を貫いているのに、自分からスケブを
探している節さえあるオカール。うっとうしく感じるだけのスケブ
厨が昨日と今日だけは羨ましかった。オカールに、僕にもあんな風
に微笑みかけて欲しいと強く思った。とても強く思った。オカール
の前では僕は無力な赤ん坊だった。僕はただオカールの愛を求める
だけだった。
何をしたいと言う訳でもなく、何を言いたいという訳でもなく、で
もオカールと言葉を交わしてみたい。なんだか小学生の頃の恋愛感
情に近いような気がする。好きだけど、どうしたらいいのかがわか
らない。どうすれば仲良くなれるのかがわからない。
□
結局何も言えずにただ時だけが過ぎていく。
そしていつか、全てを忘れてしまう。
僕はいつかのようにオカールにラブレターを書くべきなのだろうか?
もし僕が11歳だとしたら、この罪深さは消えて無くなるだろうか?
□
28度に設定した冷房が急にうなりを上げる。
明日はオカールに会えない。会いたい。