SAMDALIA DE PRATA

愛する感覚ばかりが大きくなって、愛される感覚というものを忘れてしまう。

最終的、個人的感覚の中で求めているそれを、どうコントロールすべきなの
かが分からない。一度感じてしまったそれに、僕はずっと飢えている。

布を抱きしめてもそれは布であり、夢は夢であり、現実は現実だ。
だけど、写真集やシングルやライブやテレビや、情報の洪水は止まることを
知らない。人がそれを妄想と呼びこそすれ、しかし僕にはその関係は恋愛
以外の何物でもない。どうすればいいのか全く分からない。


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凡庸な僕は眠ってしまって全てを忘れるのだろうけど、たまに感情が暴走
してどうしようもなくなる時がある。ボブ・ドロウの"I've Got Just About
Everything"みたいに事が運べばいいけど、なかなかそうは行かない。

僕はそれを想像しながらまた眠るしかない。
「ラブ・スコール」が流れてきた。雅ちゃんのラブ・スコール。