しみハムが妹
ジミーさんと飲んでいて、しみハムが妹だったら…という話になった。
途端に脳内に湧き溢れ出る、10年に及ぶしみハムとの二人暮らし。
もししみハムが泣かせた男がいたらすぐに殺しに行くと言うところで
意見は一致。
僕の胸の中で震える佐紀。嗚咽と、涙に濡れるTシャツと、体温。
佐紀。佐紀。佐紀の「お兄ちゃん」と僕を呼ぶ声。佐紀とずっとこのまま
一緒に居たい。
佐紀の作った料理。食べる僕の表情を覗き込む不安そうな佐紀の表情。
食卓の向こう側にいる佐紀の表情。溢れ出る感情の裏で、僕は「おいしい
よ」と返すのがやっとだ。佐紀に感じる幸せを、佐紀も僕に対して感じて
くれているだろうか?僕はなぜ佐紀の兄なのだろう。僕は佐紀と恋人で
あるべきなのだろうか?このまま佐紀を求める気持ちが際限なく大きくな
って、この幸せを壊すことにはならないだろうか?佐紀は僕のことをどう
思っているのだろうか?佐紀には好きな男がいるのだろうか…?
□
洗濯物を折りたたんでいる佐紀。
ボサノヴァが流れている。陽光。佐紀が口ずさむメロディー。
僕は完全のリラックスを感じている。僕は目を閉じて時間のことを考える。
1秒、2秒、3秒…。
目を開けると佐紀はそこにいる。僕は再び目を閉じる。
そこにいる、佐紀のことを想像する。とても心地よい眠気を感じる。
佐紀………佐紀。
途端に脳内に湧き溢れ出る、10年に及ぶしみハムとの二人暮らし。
もししみハムが泣かせた男がいたらすぐに殺しに行くと言うところで
意見は一致。
僕の胸の中で震える佐紀。嗚咽と、涙に濡れるTシャツと、体温。
佐紀。佐紀。佐紀の「お兄ちゃん」と僕を呼ぶ声。佐紀とずっとこのまま
一緒に居たい。
佐紀の作った料理。食べる僕の表情を覗き込む不安そうな佐紀の表情。
食卓の向こう側にいる佐紀の表情。溢れ出る感情の裏で、僕は「おいしい
よ」と返すのがやっとだ。佐紀に感じる幸せを、佐紀も僕に対して感じて
くれているだろうか?僕はなぜ佐紀の兄なのだろう。僕は佐紀と恋人で
あるべきなのだろうか?このまま佐紀を求める気持ちが際限なく大きくな
って、この幸せを壊すことにはならないだろうか?佐紀は僕のことをどう
思っているのだろうか?佐紀には好きな男がいるのだろうか…?
□
洗濯物を折りたたんでいる佐紀。
ボサノヴァが流れている。陽光。佐紀が口ずさむメロディー。
僕は完全のリラックスを感じている。僕は目を閉じて時間のことを考える。
1秒、2秒、3秒…。
目を開けると佐紀はそこにいる。僕は再び目を閉じる。
そこにいる、佐紀のことを想像する。とても心地よい眠気を感じる。
佐紀………佐紀。