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05
2005

夢の中

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修学旅行で外国に来ていて、僕は宿舎の前で友達と待ち合わせていた。
頭がくらくらして、僕はもうそれ以上待つことはできそうになかった。
同級生の女の子が近くにいた。それは舞美さんに少し似た女の子だった。
しかし、それは舞美さんではなかったし、夢の中でさえ僕は全く冴えない、
誰にも相手にされない男だったから、声をかけずにいた。そして待ち合わせ
のことを諦めて、僕はふらふらと歩き出した。眩暈がする。

見知らぬ街の見知らぬ大きな通りに出た。
道の端には乞食が毛布や段ボールを被って寝ていた。汚いと思ったが、通り
が広いのでそれほど気にはならなかった。奇妙だと思ったのは、乞食達の隣
に一体一体、金属製の等身大の人形が用意されていることだった。その人
形は顔も無い、関節が可動するだけの、ただの棒人間だった。彼らはこんな
もので一体何をするのだろうか?

歩いている途中で佐久間君にあった。
僕と彼は普段あまり口を聞くことは無かったが、その通りの寂しさからか、殆ど
同時にお互いに口を開いた。彼は僕にどこに行くのかを聞いた。どこに行くの
か?そんなこと全く分からない。彼は、僕らと同じように歩いていた女子を指し
て「あいつも骨を買うって言ってた。もう売り出してるんだってハロショ」と言った。
骨?と僕は思った。それはなにか、骨のかたちをした新しいおもちゃかなにか
だろうかと僕は思った。そして、この街にはハロショがあるのだと思った。

僕は彼にBerryz写真を買いに行くのだと答えた。
あの店のことだから、きっとこの国限定の写真があるだろう。
金は無いが、カードで何とかなるだろう…。

終わりなく続く眩暈の中に、ぼんやりと友理ちゃんの顔が浮かんだ。
この空虚な感覚を、特に苦痛と思わなかった。しかし、どこか悲しい感じがした。
僕は誰の名前を呼びたいとも思わなかったのだ。

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