Vine St.
先日バイトの試験というかテストというか、そういうのを受けたんだけど、
もうそれが全然ダメ。ものすごく簡単な作業なんだけど、ブラウザ使って
やる作業なんだけど、Firefoxのスクロール感に慣れなくて、全然駄目。
自分が人間的にボケて来ているのはすごく感じていて、それでいて、そう
やって人並みの作業が出来ない時に感じるものは大きくて、つまり自尊心
だけはずっと大きいままってことで、本当に始末が悪い。
もし今の自分をキッズが見たら、かっこ悪いんだろうな…。
そんな風に感じながらも何も出来ないでいる。活動的なのは酒を飲んでいる
時だけ。そして、夢の中でキッズと会っている時だけ…。
普通の人に会うと、初めて自分が一般人と違うことが分かる。
しばらく会っていない娘。関係の友達に会っても、自分が変わったことが分かる。
それでも一部の友人達とは、心が通じる瞬間を感じる。
その時や、そのことを思ったりした時、僕はどうしても泣いてしまいそうになる。
完全なネットジャンキー(ただのひきこもりとも言う)になってしまった今、ディス
プレイからの文字の情報は、思ったよりもずしりと重く胃袋に溜まる。その文字が
善きもの、悪しきものであるか……。僕は判断も付かないままディスプレイの前で
呆けている。どうにも頭がうまく働かない。
だって、そもそもどうして僕は娘。のことをあまり(ほとんど)考えなくなってしまっ
たんだ。あの忌まわしく愛おしい時間の記憶は残ってはいるけど、そして、僕が
自発的にキッズ達の水へ飛び込んだ時のことも憶えているけど、その重大な決定を
した瞬間瞬間が思い出せない。忘れよう、忘れようと思っていたことだけを憶えて
いる。その時からどうにも何かが引っかかったようで、気持ちが悪いままでいる。
思い出せないのは、思い出したくないからなのかもしれない。
それでも自分の過去は消えないし、記憶も消えることはない。
泣いてしまうのはきっとそのせいだ。きっと、それが「想い出」と言うものなんだろう。
愛したことや、裏切ったことや、美しいことや、汚いことや、それら全てがただ積もる。
□
友理ちゃん。
不意に友理ちゃんの名前を呼びたくなる。
去年、何回も何回も聴いたジョン・ミラーの"Nice Work If You Can Get It"を聴く。
友理ちゃん。友理ちゃん。名前を呼ぶことが何になるのか分からないけど、ただ僕は呼び
続ける。呼び続けてしまう。友理ちゃんに、僕が舞美さんを好きになったことや、梨沙子
に対して感じていることや、桃子に対しての嫌悪感とその裏返しの愛情や、雅ちゃんに対
してのコンプレックスや、茉麻に対しての安らぎや、全てを話したくなる。
友理ちゃん。
もう、ずっと書いたり消したりの繰り返しなんだ。
ぐちゃぐちゃなんだ。
できるだけ正確に自分の気持ちを伝えたいと思うけど、どうしても、それがかたちにならない。
どうしても、醜いかたちになってしまう。僕は友理ちゃんに嫌われたくない。だから書けない。
友理ちゃんの恋を想像するのが辛い。
でも、僕は友理ちゃん以外の女の子のことも好きだと思っているんだ。思ってしまうんだ。
とにかく全てが矛盾だらけで、でも、最後に友理ちゃんのことを抱きしめたいと思う。
友理ちゃん、好きなんだ。
僕は気が狂ってしまいそうだ。
もうそれが全然ダメ。ものすごく簡単な作業なんだけど、ブラウザ使って
やる作業なんだけど、Firefoxのスクロール感に慣れなくて、全然駄目。
自分が人間的にボケて来ているのはすごく感じていて、それでいて、そう
やって人並みの作業が出来ない時に感じるものは大きくて、つまり自尊心
だけはずっと大きいままってことで、本当に始末が悪い。
もし今の自分をキッズが見たら、かっこ悪いんだろうな…。
そんな風に感じながらも何も出来ないでいる。活動的なのは酒を飲んでいる
時だけ。そして、夢の中でキッズと会っている時だけ…。
普通の人に会うと、初めて自分が一般人と違うことが分かる。
しばらく会っていない娘。関係の友達に会っても、自分が変わったことが分かる。
それでも一部の友人達とは、心が通じる瞬間を感じる。
その時や、そのことを思ったりした時、僕はどうしても泣いてしまいそうになる。
完全なネットジャンキー(ただのひきこもりとも言う)になってしまった今、ディス
プレイからの文字の情報は、思ったよりもずしりと重く胃袋に溜まる。その文字が
善きもの、悪しきものであるか……。僕は判断も付かないままディスプレイの前で
呆けている。どうにも頭がうまく働かない。
だって、そもそもどうして僕は娘。のことをあまり(ほとんど)考えなくなってしまっ
たんだ。あの忌まわしく愛おしい時間の記憶は残ってはいるけど、そして、僕が
自発的にキッズ達の水へ飛び込んだ時のことも憶えているけど、その重大な決定を
した瞬間瞬間が思い出せない。忘れよう、忘れようと思っていたことだけを憶えて
いる。その時からどうにも何かが引っかかったようで、気持ちが悪いままでいる。
思い出せないのは、思い出したくないからなのかもしれない。
それでも自分の過去は消えないし、記憶も消えることはない。
泣いてしまうのはきっとそのせいだ。きっと、それが「想い出」と言うものなんだろう。
愛したことや、裏切ったことや、美しいことや、汚いことや、それら全てがただ積もる。
□
友理ちゃん。
不意に友理ちゃんの名前を呼びたくなる。
去年、何回も何回も聴いたジョン・ミラーの"Nice Work If You Can Get It"を聴く。
友理ちゃん。友理ちゃん。名前を呼ぶことが何になるのか分からないけど、ただ僕は呼び
続ける。呼び続けてしまう。友理ちゃんに、僕が舞美さんを好きになったことや、梨沙子
に対して感じていることや、桃子に対しての嫌悪感とその裏返しの愛情や、雅ちゃんに対
してのコンプレックスや、茉麻に対しての安らぎや、全てを話したくなる。
友理ちゃん。
もう、ずっと書いたり消したりの繰り返しなんだ。
ぐちゃぐちゃなんだ。
できるだけ正確に自分の気持ちを伝えたいと思うけど、どうしても、それがかたちにならない。
どうしても、醜いかたちになってしまう。僕は友理ちゃんに嫌われたくない。だから書けない。
友理ちゃんの恋を想像するのが辛い。
でも、僕は友理ちゃん以外の女の子のことも好きだと思っているんだ。思ってしまうんだ。
とにかく全てが矛盾だらけで、でも、最後に友理ちゃんのことを抱きしめたいと思う。
友理ちゃん、好きなんだ。
僕は気が狂ってしまいそうだ。