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11
2004

友理ちゃん

CATEGORY友理ちゃん
友理ちゃん、好きって言う以外になんて言えばいいんだろう?
泣いたまま抱きつきたいと思ったりした時の感情って、なんて言うべきなんだろう?

僕は今、友理ちゃんのことを知ってから、友理ちゃんと一番遠く離れた所にいる
ような気がする。近づきたい。もっと人間的になりたい。色々なことをもっと軽く、
人生に積極的に受け流せるようになりたい。人間のことを信じられるようになり
たい。とにかく自分が最低の人間に思えて仕方がない。そんな状況から抜け出
したい。抜け出さないと、だめだ。友理ちゃん、見捨てないで。



身体の中のいろいろな物質が動いて、それを認めようとか認めまいとか。
身体に指令を下すべき僕はすっかり脅えて震えてしまって、なんだかその状態が
良く分からないままでいる。だけど、意識をクリアに保とうと僕は努力する。きっと、
それだけは友理ちゃんも認めてくれるんじゃないか。…そうでも思わないと、僕は
駄目になってしまう。勇気のようなものが持てない。

無気力と、人間に対する憎しみと、寂しさ。これ以上見捨てられたくないという思
いと、奴こそがこの苦痛を味わうべきなんだと言う怒りの狭間に湧いてくるのは、
自分こそがおかしくなっているのではないかと言う恐怖で。状態を認めることは
できても、それに染まる訳にはいかない。

もう3時だ。
時間の感覚が狂い始めていることに気付く。僕は妙な焦燥感に追われている。
どんなにみっともなくとも、自分の頭の中のことを吐き出さないと、どうしようも
なくなってしまう気がする。一息つくと、僕に対する世界の非難がやって来る。
僕が言い返せることは、ほんの少ししかない。なぜなら、彼等の言うことこそ
正論であり、僕は甘ったれた憶病者だからだ。

エクスポゼを動かすと、壁紙の友理ちゃんが見える。
あの、クローバーズの時の、友理ちゃんがこちらを見渡す表情を思い出す。
ピリリのイベントの後の友理ちゃんのインタビューを思い出す。あのどうしようも
なく希望に溢れた表情を。僕は取り戻したいと思う。かつて僕が友理ちゃんの
何十分の一かでも持っていた、その夢のようなものを。

エンジョイと言う言葉で彼女が表す世界に対する希望を。
そのために何をすればいいのか、僕にはずっと前から分かっている筈だ。だけど、
それが出来ないままでいる。結局、これはどこまで行っても僕側の問題でしか無
く、それに色々なことがくっついているように思えるだけなのだ。だから、だから。

友理ちゃん、少しずつ気分を換えていくよ。
それが一番いいような気がする。今日夢に出てきたサッキーにも脅えることは無い
んだ。もし誤解されて嫌われたとしたら………友理ちゃんなら一体どうするだろう?

それを考えるだけで随分楽になる。肩の力が抜けていく。
僕はほんの少し、安心する。だんだん、だんだん車の音も何も聞こえなくなっていく。
雨垂れの音が少しだけ聞こえる。友理ちゃんはもうすぐ新潟へと向かうのだろうか。

僕が染みついたこの部屋の中には居ない、本物の友理ちゃんの姿を想像し、感覚を
強くする。僕は、友理ちゃんに何を祈っているのだろう?

それは分からないけれど、僕の意識はさっきよりもクリアになりつつある。
そして、僕は友理ちゃんにまた会いたいと思っている。