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21
2004

ハートブレイクホテル(in鶯谷)

CATEGORY雅ちゃん
僕「雅ちゃん、僕とつきあってください!」
雅ちゃん「うーん……あきらめましょう、すっぱりとね!」

DVDパンフ、リッピング済み19分25秒。夏の恋はあっけなく終わりを告げた。
ディスプレイがちなこ侍を映しだす頃になっても僕は告白を繰り返す。

「雅ちゃん、僕とつきあってください!」
「うーん……あきらめましょう、すっぱりとね!」

雅ちゃんの肉声で、僕は振られてしまった。
口の中が甘いけど、僕はそれを吐き出したいと思う。

こんなにも心をかき乱して、雅ちゃん。それは無いんじゃないか。
サッカーで梨沙子チームに入ったのを嫉妬してるのかい?でも、なんだか、
雅ちゃんに嫉妬されているなんて、それはそのまま自分の身体を焼きつくす
のと同じことなんじゃないかと思ってしまう。それと同じくらいあり得ないことだ。

例え僕がどんな人間になる自由を得ようとも、どんな人間に変化できたと
しても、雅ちゃんの心だけは掴めないような気がする。雅ちゃんはきっと、
「うーん……あきらめましょう、すっぱりとね!」と言って僕の前から消え去ってしまう。

或は、雅ちゃんは人魚であり、僕を誘惑し海へ引きずり込む。
何のために引きずり込むのかは分からない。僕はただ、雅ちゃんの謎と
その引力的な魅力について考えながら、暗く深い海の底で死んでいくのだろう。

その瞬間、僕は雅ちゃんに、僕のことを憶えていて欲しいと思う。
だけど、雅ちゃんはきっと一秒後に全てを忘れるだろう。そんなことを思っている内に
心臓が止まる瞬間がやって来る。雅ちゃんの最後の愛がやって来る。彼女が愛して
くれないことが、僕への最大の愛だった。地獄へと沈みながら、その愛を、好きな曲
のメロディーのようにいつまでも、いつまでも反復する。雅ちゃん………。