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22
2004

キッズ遊園地

CATEGORYキッズ
遊園地で乗物に並ぶ。
運がいいと、キッズが一緒に乗り物に乗ってくれる。僕は落下傘に並んだ。
僕の数メートル先にまいまいが見えた。まいまいは楽しそうだった。そして
僕の隣には誰もいなかった。僕は一人で落下傘に乗った。乗物の中には、
その乗り物で遊んだ感想を書き留めるための用紙が置いてあった。
それに乗っている間、僕は「まいまいと落下傘に乗った。まいまいはとても
嬉しがっている」というような感想を書き留めていた。僕はまいまいの筆跡
を真似、まいまいの感想までその用紙に書き留めた。

落下傘から降りると、にやにやした顔でMが待ち受けていた。
僕の用紙を見せろと言うのだ。僕は、少し考えた後、鉄柵を飛び越えて
走り出した。Mの足は確かクラスで1番か2番かに速かった。丸い建物沿い
にこのまま逃げれば、Mの仲間に挟み撃ちされてしまう。僕は、赤い制服の
メキシコ人らしき人達が並んでいる飲食店に逃げ込んだ。僕も赤いシャツを
着ていたから、カムフラージュできるかと思ったのだ。

僕の頭はもう相当おかしくなっていて、店員に紛れようとカウンター内に逃
げ込んだ。そして、気づけばいつの間にかテンガロンハットを被った女警官
までもが僕を追いかけてきていた。僕は最早店の奥に追いつめられた。僕は
テーブルの上にあったタバスコを、女警官の顔にぶちまけた。女警官はおと
なしくなり、泣いているように見えた。店員のメキシコ人が英語だかでなんだ
かで、彼女を慰めた。僕は、女警官が少しだけ梨沙子に見えた。

僕は梨沙子に言った。
「結婚しよう」