どこでだかわからないがコロナとやらにかかってしまった。
それ以前に自分は抑うつ状態であり、しかしどうしてもやらなければいけないことがあり、
無理をしてしまった。疲れ切って翌日どうもおかしいなと思って熱を測ったら37.4分。
翌日38.4分。翌々日39.2分。どこかのサイトを見ると4日以上37度が続いたら連絡しろと
書いてある。辛いけど三日目だし、日曜日だし、明日連絡しよう…。
高血圧で係りつけのお医者さんの発熱外来に電話。
定刻に別の入口から入れとのこと。ビニールに囲まれた椅子に座る。
いきなりおでこや手首に当てるタイプの体温計で36.5分と言われたので、いや家で測ったら
38.4ですと抗議。PCR検査はツバで測るとのこと。痰は出してはいけない。ツバを規定量
出し終わるといつものお医者さんが重装備で現れ、肺などを検査。異常はないらしい。
が、翌日「残念ながらうたかさんは陽性でした。おそらくホテル療養になると思います」と
電話が。だるく、頭くらくら状態で準備をしていると翌日、区役所から電話が。
「うたかさんは高熱が続いているので入院してもらいます」…そうですか。初入院じゃないか。
感染経路についても聞かれたが、自分でもよく分からず。
早くも翌日病院が決まり、区役所の車で現地へ。
着いてしばらく待たされたが、手続きが終わったら即車椅子に乗せられ病室へ。
四人部屋占有で、見晴らしのいい窓のある良い部屋で少し安心した。
しかし、その後CTスキャンやら点滴やら慣れないことの連続で疲れ切った。頭のくらくらは
続いている。しかし、もらった解熱剤を飲んだら熱は下がり、少し楽になった。
色々用意したつもりだったが、スリッパはなかった。お湯もなかった。
飲料水もなかった。手洗いの水しかなかったので、それをペットボトルに汲んで薬を飲んだ。
別にそういうのは平気だ。無料で世話になるのだから…と思う。それに、看護師さんは親切だ。
感染と隣り合わせなのに、自分はコミュ障なのに、親切にしてくれる。
コンセントはある。WiFiもある(消灯時にオフ)。消毒用アルコールもある。予約制のシャワーも
あるがタオルはない。クオカード制で、コンビニで看護師さんが月水金に買い物をしてきてくれる。
また、この病院ではAmazonで買い物をして届けてもらうことも可能だった。
朝6時に起床。zoomで体温と血圧、脈拍その他を報告。
朝7時半に朝食。その前に血液をサラサラにする注射。
12時昼食。注射。zoomで体温と血圧、脈拍その他を報告。
18時夕食。注射。zoomで体温と血圧、脈拍その他を報告。
21時消灯。
というスケジュール。
入院当初は40度だったりもして初の点滴も経験しパニック状態だったが、一週間も経つと咳も
息苦しさも殆ど収まった。だが、人差し指に酸素濃度を測る装置が四六時中巻き付けられており、
シャワーに入って外したところかさぶた状態になっており不快だったが、しょうがないので
元のように巻き直したところ、ナースコールで「うたかさん、酸素がうまくとれてないので
巻き直してもらっていいですか?」とのことで、僕はシャワーに入ることをやめ、紙タオルを
もらいアルコールで身体を拭くことにしたのだった。
だが、最初のうちは看護師さんや掃除のおじさんが入ってくるタイミングがわからず、
危うく全裸で遭遇間一髪の危機を迎えた時もあった。
入院したのは初めてだったが、AVによくある看護師さんに欲情などということは一度もなかった。
それどころか、性欲が全く無くなっていた。それまでも同じ経験をしたことはあったが、これ程
長く性欲を感じないことは初めてだった。食欲だけはあるのにバカみたいじゃないか!
↑バカ