「何ニヤニヤしてんのよこの変態!」
と言われ僕は笑顔になった。
エロゲーのことである。
20数年ぶりに買ったエロゲー。技術の進歩は素晴らしい。
僕はKにそのようなことを語った。泡盛を飲みながらいつものように語った。
いつものように、キッズやみにちあ☆について語った。
そして、語っている内にあることに気づいた。
この日記で下劣なエロ話を封印したのはキッズであることに。
2004年2月7日の六本木ラフォーレで触れたキッズの手と、その表情に照らされ、
僕はそれまでの下品な自分を隠したくなってしまった。
あまりにキッズが眩しかったし、無垢だった。
自分が恥ずかしくなってしまったが、過去の痕跡まで消すことはあるまいと思って、
それ以上下品なことは書かないことにした。もしかしたら書いていたかもしれないけど。
経緯はどうあれ、キッズはとうに成人し、みにちあ☆でさえそのような年齢になっている。
そして、この廃墟のようなブログを見る人はもういない。だとすれば、もう何を書いても
良いのではないか。
「何ニヤニヤしてんのよこの変態!」とは素晴らしい言葉である。
何より自分に向けられた言葉であることが素晴らしい。自分はその言葉を聞いて喜んでいる
まさに変態だからだ。
アイドルと決別し、変態の自分と向かい合う時期がやってきた。
俺はアイドルヲタクではない。俺は変態だ。
もう昔のように愛することはできない。音楽も聞こえない。
これからは、変態の絶望しかここには書かれない。