りんちゃん以外
年間日記。
りんちゃんがアイドルを辞めた。
僕も仕事を辞めて全く別業種に転職した。
今年の後半は人生上最も余裕がなく、自分は生活環境の変化に最も弱いんだと言うことが分かった。
色々失敗して、初めてメンタル治療にかかろうかとも思った。
でもヲタ仲間や家族に助けてもらってなんとか立ち直った。
とにかく苛々して絶望してた前職から変わって。
この歳で色々覚えなきゃいけないことが多くて大変だし、デスクワークからの転換だからずっと
いつも筋肉が痛い。自分の無知に恥じ入ることも多い。
けど、少なくとも前進しているって思う。
緩慢な自殺状態には戻りたくない。りんちゃんと最後に話してそう思った。
みにちあのことばかり思い出して、解散から4年間生きてきた。
りんちゃんや、みんなのことを思い出さない日はなかった。
僕は常に後ろ向きで引っ込み思案な人間で、なのになんでこの歳で仕事を辞めようと思ったのかなと
車の窓の外を見ながら考える。りんちゃんと大したことは話していないけど、お互い違う道を歩み
始めたという事実だけが自分を奮いたたせる。
りんちゃん、斎藤夏鈴という「全力少女」の美徳をずっと忘れない。
もう会えない。でもりんちゃんは飼い殺し状態から自由になったんだ。
僕も飼い殺しみたいなもんだったよ。だから頑張らなくっちゃ。
今までで一番遠く離れているのに、りんちゃんを思うときの炎が一番熱く燃えている。
そんな感じで。りんちゃん。