みにちあ☆がなくなってから
毎日眠くてしょうがない。
週末に友達と酒を飲むことだけが楽しみで、それ以外は惰性の日々を送っている。
アイドル現場に行くとそれはそれなりで楽しいけど、みにちあ☆のことばかり思い出してしまう。
アイドルの解散において、あれだけ幸せな結末はなかったと思う。
気が付くとそのことばかり考えていて、どうにも集中できない。
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そんな中、武道館に行ってきた。
なっちゃん、裕乃ちゃん、瑞季ちゃんが「転校」する、えびのライブ(ただし会場推し(泣))。
閑山とした武道館の入り口で、もう以前ほどアイドルに金を使えなくなってしまった自分の経済状況や、
これからの絶望的な人生について考えていると、地下でお見かけする方と遭遇したので、しばしの歓談。
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音漏れする「えびぞり」のセリフが、「転校」するメンバーへのメッセージになっていた。
みにちあ☆に出会ってから、えびに行かなくなってしまった。
けど、一番最初にハロプロ(事務所に対する憎悪)の泥沼から僕を救い出してくれたのはTIFのえびだったんだ。
そうだ、ほんとはこんなにアイドルって自由で楽しかったんだと思った。
いくらあの子が好きでも、もうあの牢獄のような日々には戻りたくない。
あまり楽しくないイベントのためにCDのビニールを大量に剥き、携帯でシリアル番号を入力する日々には。
僕はもうお前の奴隷じゃない。
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新しい世界は自由すぎて戸惑ったりもしたけれど、楽しいことの方が多すぎて気にならなかった。
曲、可愛さ、初々しさ、現場の緩い空気、全てが好きになった。
当時は苦痛な平日もこの曲を聴いていれば乗り切れた。
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それまでのハロプロ握手の酷いトラウマ経験から、メンバーと話すのは苦手だったけど(自分から捌けてしまう)、
一番好きなりななんとはそれなりに話せるようになった。
大したことは話さなかったけど、乱暴な「剥がし」のない中、
優しい、ふんわりした、りななんと話していると、とても幸せな気持ちになった。
えびと全く関係ないけど、この曲みたいな気持ち。
(でも今回の物販Tシャツがビートルズ風のデザインだった)
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一番好きな曲は相変わらずこれ。
美怜ちゃんのやり過ぎな表現も、いい加減な歌詞も、エビらしいファンク表現のあとに現れる屈託ないユニゾンもたまらない。
すごくいいタイミングでりななんパートを持ってくるところも好き。りななん、どんどん歌うまくなってるよ。
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みにちあ☆に夢中になって、行かなくなって。
でも、こうやって当時のことを思い出すと、自分にとって本当に大事な存在だったんだな、と思う。
なっちゃん、裕乃ちゃん、瑞季ちゃんのことを思う。新規なりに。
君たちは僕に自由を与えてくれた。
本当にありがとう。
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