ひとつだけ
名古屋であった悲しいこと
℃-ute「Danceでバコーン!」のCDイベント(名古屋)に行ってきた。
バコーンはとにかく会場大盛り上がりで、メンバーのトークも乗っていて、イベント自体は
面白かった。910の日→コンサート→CDイベントと3連チャンのハードスケジュールだった
メンバーには本当に「お疲れさま」と言いたい。
ただ、握手会が高速…というか久しぶりに酷かった。
6月の℃-uteバスツアーで、メンバー自身が「もっとゆっくり握手したい」とか、「もっと
触れ合えるイベントを増やしたい」と言ってくれて、それ以降、東京では乱暴な剥がしは
減り、少しではあるけども、以前よりは握手会の内容が改善されたように感じていた。
だから、名古屋も以前ほど酷くはないだろうと思っていたのだが、その考えは甘かった。
もっと酷い握手会を何度も経験しているから怒り心頭という訳ではなかったが、今回の高速
握手はとても残念に感じた。バスツアー以降の握手が少し改善されたり、イベント内容や
広報でスタッフが色々と工夫し始めたのを見ると、事務所も少しは、ファンのことを楽しま
せようとか、大切にしようという気持ちを持ってくれたのかな、と感じていたからだ。
それは「少し」ではあるけども、始まりとしての大切な一歩のように感じていた。
だから、今回の高速握手は余計にがっかりしてしまった。
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今までも握手が酷いと感じた時はスタッフに苦情を伝えていたので、今回もそうすることにした。
どうも、ヲタの感じていることがスタッフには全く伝わっていないのではないかという疑念がある
ので、最近は本当に伝えたいことがある時は直接声をかけようと思っている。
2人ほどたらい回しにされ、最終的に女性のスタッフ(おそらく事務所側の人間だと思われる)
に行き着いた。「イベントに対する意見や感想は、どの方にお話すれば良いでしょうか?」と
僕は言った。女性スタッフの対応はとても無愛想で、最初から僕を明らかに「面倒くさそうな
客」として認識したようだった。女性は「内容によりますが…どういった内容でしょうか?」と言った。
「内容による…?」と僕は思った。
女性の態度と今の発言を合わせると、まるで「都合の悪いことは聞きませんから」と言っているように
聞こえ、嫌な予感がした。
「握手会のことなんですが…」と僕が切りだすと、女性はそれまでよりさらに冷たい表情になった。
僕は、できるだけ女性を刺激しないように低姿勢に、東京では握手会が今までよりも改善されたように
感じていること、名古屋ではそのような改善傾向が感じられないことをまず伝えた。
女性は突っぱねるように、「いつもと何も変わりありません」と言った。
「私も東京以外にも全部行ってますが、変わりませんから」
いつもと変わりない……?そんなことある筈がない。
「いや、どう考えても速いと思うんですが…」僕は何度か食い下がったが、彼女の冷酷な態度も、返答も
変わらなかった。それどころか視線が完全に敵意むき出しで、僕はそのあまりに酷い予想外の対応に、
びっくりしてしまった。僕はそんなにいけないことを言ってしまったのだろうか?
その内、彼女は「今日はゆっくりな方ですから。スタッフにもそのように指示してますし」とまで言い出した。
今日が「ゆっくり?」
そんな風に感じる人間が世界のどこにいるって言うんだ?
僕は彼女の態度に驚き、混乱したままだったが、別に自分が「やかり」にきた訳ではないことを説明した。
だが、彼女の冷酷な姿勢は変わらなかった。どう下手に出ても、こちらに悪意がないことを説明しても、
彼女の態度は変わらなかった。彼女の主張は「名古屋も東京の握手会も変わらない。むしろ今日はゆっくり
な方だ」ということだけだった。彼女は同じ言葉を繰り返し、僕が何を言っても聞こうとしなかった。
その間、彼女は冷たい視線でずっと僕を見下していた。愚鈍な僕も、その頃には怒りがフツフツと湧き始め
てきていて、しばらく彼女に視線を合わせた。そして、この人にはもう何を言っても無駄なのだな、と思った。
最後に「そうですか。なるほど」と言って、その場を去った。
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せっかく楽しいイベントに来ているのに、どうしてこんな不愉快な思いをしなくてはならないのか?
僕はそれを伝えようとしただけなのに、どうしてあんな酷い対応をされなくてはならないのか?
より良いイベントにするために、話をしようと思ったのがそもそも間違いだったのか?
今日が「ゆっくり」だとか、人を馬鹿にするのもいい加減にして欲しい。
僕はただ「握手をゆっくりさせろ」と言いたかった訳ではないのだ。
2回回しにするなり、娘。が有明でやったように完全握手だけの日を設けるなり、色々やり方はあると
思うのだ。実際ハローでも真野ちゃんの握手では不愉快な思いをしたことはないし、人数と会場の
規模や時間の制限と言った問題はあるだろうが、とにかくもうちょっとなんとかならないだろうか、と
思うのだ。
さっきも書いたように、高速握手と言うのは全く意味が無い。こちらは何も伝えられず、もやもやとした
思いが最後に残り、メンバーはただ消耗するだけだ。こういう消耗の繰り返しにはもういい加減うんざり
しているのだ。少しでも良くなって欲しいから、こちらの思っていることを伝えようと思ったのだ。
だけど、彼女は僕の話を聞こうともしないどころか、剥き出しの敵意で対応してくれた。
握手云々以前に、ファンに対して平気でああいう対応をするところに心底がっかりしてしまった。
もう何を言っても無駄なのだろうか?そう考えると本当に気分が暗くなる。
テーマ : ハロー!プロジェクト ジャンル : アイドル・芸能