
ボブ・ドロウの"I've Got Just About Everything"。
このタイトルで何度日記を書いたことか。
検索したら、
I've got just about everything I need
To make this life I lead an enjoyable thing
I've got bluebirds and posies and robins and roses
All kinds of flowers that bloom!
All kinds of birds that sing!
よっすぃーはぜってぇボブ・ドロウ好きだ!
俺は今年、よっすぃーと結婚する!
などという自分の日記が引っかかった。
おい2003年の俺。お前は2009年にはもう別の子を好きになっているんだよ、とか言ってみたいけど、
もし今、2015年の自分から声をかけられることを想像すると恐ろしい。
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色々悲しい経験を繰り返して、僕は自分の墓場を求めるようになった。
もしこの先アイドルヲタが辞められないとしても、僕は自分の一番美しい記憶と心中したい。
疑似恋愛や、性的妄想や、トラウマや、宗教的感情や、全ての幻想を託すことはもう最後にしたい。
そんな風に感じるようになった。
℃-uteの応援企画に行っている時、僕は今までで一番幸せだった。
まさに"I've Got Just About Everything"の歌詞のように、舞美さんが頷いてくれさえすれば、僕は
全てを手に入れられた。いや実は。その頃、あまりにめーぐるが魅力的で、舞美さんから乗り換えよ
うと悩んでいたのは内緒。でも、どちらにせよ僕はそんな幸せな悩みの中にいたのだ。
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それから三年経っても(とても悲しいことがあっても)、℃-uteの幸福な匂いはまだ僕の身体の中を
漂っていた。梅さんのことを三年前からは考えられないほど好きになって、精神的によりかかるよう
にまでなっていた。舞美さんに言葉をかける直前に梅さんと話して、どれほど安心し、勇気づけられ
たことか。
彼女は、もはや僕のかけがえのない友人だった。僕はそれをただの幻想だったとは言いたくない。
□
めーぐるに続き、僕は梅さんを失った。
舞波やかんかんの時もショックを受けたし、とても悲しかったけど、僕は℃-uteのオリジナルメン
バーにはちょっと特別に心を預けている所がある。そのメンバーには、僕が本当に大好きだった
「キッズ的」なものが溢れているのだ。無邪気で、真っ直ぐで、純粋で、一生懸命で、でもどこか
頼りない。でも、とても温かい。
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ANNEX。よみうりランドのキューティー・サーキット。そして今日の散歩道楽。
髪を切った舞美さんを三回見て、鈍感な僕はようやく℃-uteが新しい時代へ歩を踏み出したことを
肌で感じた。
圭ちゃんが、サッキーが見た朝陽のように、かつて世界は輝いていた。
"I've Got Just About Everything"の歌詞みたいに。
でも、僕はサッキーのような「夢」を持っていないんだ。
歌手になりたいとも思わないし、刑事になりたいとも思わない。
きっと僕は何になるでもなく死ぬだろう。でも僕が昔夢見たことと言えば、君たち℃-uteがいつまでも
素敵なポップ・ソングを歌っている夢なんだ。ただ、それだけなんだ。
本当は、お芝居も、テレビにも出て欲しくない。
それは僕が君達に恋しているからだ。僕の手の届かない場所に行って欲しくないんだ。
でもきっとそれは無理なんだろうね。
今日君達と同じ舞台に立っていた圭ちゃんに、僕はかつて恋していたんだ。
嫌いになった訳じゃないけど、僕はいつしか彼女のことを忘れてしまった。本当に、本当に好きだった
けど、その感情が消えてしまったんだ。色々事情があって仕方のないことだけど、僕はそれを少し寂し
く思った。わだかまりの消えた今でも。
そして、もし℃-uteのこともそう思うようになったらどうしようと思うんだ。
そしたら、僕の中にはもう殆ど何も残らないんだ。カウンターに突っ伏して泣いているのは僕なんだ。
テーマ : ℃-ute
ジャンル : アイドル・芸能
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