ウブなオフ会
地元のXさんと初めて飲んだ。
MIxiで知り合った仲。7歳下。でもヲタ歴は一緒(苦笑)。
中学生の時に娘。ヲタだった世代と…その時大学辞めてビデオ屋で
バイトしてた俺が、娘。に対する記憶を共有している。新鮮だった。
…オフ会ってほんとこういうもんだよね。
同じ趣味を持つ人とある程度の緊張関係を持ち、お互いの文章にあ
る程度刺激されながら交わす会話。
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音楽系オフ会に行っていた時のことを思い出す。
自分が愛しているものに対しての愛を感じたかった。
そして、もっともっとそれを愛したかった。極めて限定的な関係の
中で、それでも最大限の愛を得ようとした。最大限の愛を捧げよう
とした。それは時に薄汚れた酒場のトイレで為され、早朝の誰も居
ない小路で静かに告げられたりした。その寂しさは、いつまでも、
いつまでもループした。寂しさに耐えきれず、僕は何度も枕を抱え
名前を呼んだ。気がつけばそれが昔の恋人の名前になったりした。
そして恋人との楽しい日々を想像した。握手会以上に無意味に触れ
合う時間を。
俺は一体なんなんだろうと思った。
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少しずつ、昔に戻ろうと思う。
写真は写真で本当に可愛いし、僕は俗物だからそれに惹かれ続ける
だろう。でも、これ以上借金を増やし続けるよりも、何回もライブ
を見た方が、何回も気が合う仲間と飲んだ方が楽しいに決まってい
る。
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僕はたぶん舞美さんと結婚できないだろう。
でも、それでも舞美さんのことが好きだし、℃-uteのことが好きだ。
しかし、これは通常の恋愛と違って、終わりを自分で作るしかない。
そして「終わり」にふさわしい美しさが、彼女達には満ちている。
℃-uteは太陽のように、Berryzは月のように。