舞美さんは正直なEROS
舞美さんの紅潮した頬。久しぶりに下ろされた前髪。
お母さんと選んだという清楚な衣装。「肉体は正直なEROS」を
朗読する舞美さん。ますます紅潮する頬。歌っている最中にマ
イクの接続を外してしまう舞美さん。
舞美さんと握手した時の記憶が殆ど無い。
直前直後は胃が痛くなった。その後はいつもの仲間達で痛飲。
朝まで。
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まだアルコールがばっちり残った頭に異常な幸福感が訪れる。
舞美さんと触れあえただけで。
毎日、毎日、毎日、毎日、舞美さんのことを考えていた。
舞美さんは僕が想像する以上に舞美さんだった。そのことに
ただ嬉しくなった。恋愛が成就した訳でもないのに。
舞美さん、好きです。