僕がレコメンドする曲って大抵何の反応もないんです、
Berryzのみなさん、
K太郎さん、どうすればいいですか…?(泣)
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というメールを送ろうなどと考えつつもセバスチャン・タパジョス、
マリア・ナザレス、Arnaldo Henriques(何て読むのかな…?)の
"Sambachiana"をリピート。
Berryzのみんな、℃-uteのみんなも
試聴してみて……?
どう、何か感じるものがあった?
もし少しでもあったなら、もっともっとこの曲のことを好きになるよ。
僕もこの試聴mp3を100回ほどリピートする毎日だったんだけど、
初めてフルで聴いた今日、本当に感動してしまったんだ。
マルコス・ヴァーリとアナ・マリア、マウリシオとアナ・マリア、
ジャッキー&ロイ。僕はそういうロマンティックなデュエットものには
無条件に弱いんだけど、このセバスチャン・タパジョスとマリア・ナザ
レスのデュエットには完全にやられてしまった。
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握手会なんかに行って、想像より全然幼い君達の姿を見ると考えること
がある。普段の僕は、部屋に居て君達のことを考えている僕は、君達と
どういうコミュニケーションを欲しているんだろう?と。
"Sambachiana"を聴いていると、これこそが僕の求めているコミュニケ
ーションだったんじゃないかと思えてくる。
彼らは唄いながら会話している。
恋人達の愛のささやきよりも深いものがそこにあるように思う。メロディ
ーとともに感情は上昇下降し、ハーモニーは心地よい調和を産み、お互い
を求める。曲の終わりに向かって時は進む。
それは一つの世界の終わりであり、そして僕はその世界をもう一度再生し
たいと思う。もし世界からレコードが急に無くなってしまったとしても、
僕はずっと彼らの演奏と歌を思い出し続けるだろう。
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僕にはそんな風に繰り返したい想い出が沢山ある。
それは今の僕の疲弊した頭の中ではあまりに混沌としていて、曲になるどこ
ろか言葉にさえならない。でも、セバスチャン・タパジョスとマリア・ナザ
レスの唄う"Sambachiana"を聴いていると、僕はある一つの流れで、その時
その場所で感じなかった流れで君達との想い出をとらえることが出来る。
僕はこういう風に言えば良かったんだと思う。
そしたら君達はこう言うんだろうな、と思う。
断片と断片がつながって、僕の強固な疑いの壁は取り払われる。
また君達のことが好きになる。
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舞美号のペダルは今日も軽やかで、公園の風を切って15人の歌声を想像する。
この瞬間が一番幸せだ。
そのカーブを曲がればしみハムがいるような気がする。