素敵な世界が待っている
ジョニー・アルフ、ジョニー・アルフ。
狂ったように"EH! MUNDO BOM TAI"をリピート。iTunesで音楽を聴くように
なってからCDが棚のどこにあるかを覚えなくなってしまったのだが、なんとか
見つけ出した"ELE E"。ライナーを見るのも久々。このアルバムではジョニー・
アルフはピアノを弾いていないこと。当時彼がナイト・クラブで演奏していた
曲が中心に選曲されていること。どうも声が似てるなと思ったら、オス・トレ
ス・モライスがコーラスで参加していること。"EH! MUNDO BOM TAI"の邦題
は、「素敵な世界が待っている」だったこと。そして、ジョニー・アルフ自身
もその曲が一番好きであること。そんなことが分かった。
□
オス・トレス・モライスのジャーニのような心地よいファルセットを出せるの
はBerryzでは誰だろう……。
そんな風にしてチャットしたり写真集見たり妄想したりしていたら酒が切れた。
財布を見たら300円程度しか無かったので、カードが使えるちょっと遠いサンク
スへ。サンクスはカード払いがサイン無しで使えるのが便利。
雨のホテル街にはポン引きとその怪しい友人しかいない。
街は街で、韓国系飲食店の怪しい看板がやたら増え出していて、なんだか違和感
を感じる。酔って雨のホテル街を歩いていると無条件に昔の恋人がフラッシュバ
ックする。酔っていろんな感覚が麻痺しているのに、そういうことは普段よりも
鮮やかに、くっきりと蘇る。忘れようという思いと思い出したいという思いの前
で沈黙する。そういうのを誤魔化す術を身につけて来ているのが楽でもあり、ま
た別の部分で悲しく、つらい。
□
僕は傘の中に舞美さんを想像した。
下品なホテルの青い看板電光に舞美さんは照らされ、しかし舞美さんはそれでも
綺麗だった。舞美さんは自分がどこにいようが、何の光に照らされようが、そん
なことは気にしないようだった。逆にそんなことを気にする自分が恥ずかしいよ
うな気がした。自分が女みたいじゃないかと思った。想像はそこで途切れ、僕は
家へ辿り着いた。
□
家へ帰り、僕を囲むBerryzのポスターを眺めながら不思議な違和感に襲われること
がある。この子達は一体誰なんだろう、と。俺とこの子達との関係は?、と。
僕は本気で昔のことが思い出せなくなってきていて、娘。達に(そのシステムに)絶
望した瞬間から、Berryzの熱狂へ移った時のことが全くよく分からない。ただ、そ
れが意図的に作った自分の壁であることはぼんやりと憶えている。
そのことについて考える時、このような解放された瞬間にそのことについて考える
時、僕は泣きわめきたくて仕方が無くなる。理由はよく分からない。「望」という
字を僕はどちらの手に持とうか、それとも捨ててしまおうか、いや、両手で持つの
が正解ではないか、などと愚かなまで脅え、混乱している。僕はあまりに小物だか
ら、自分の感覚のみで生きていくことが出来ない。
□
好きな曲について検索している時、自分の日記のログが引っかかり、それを見てい
ると、その女の子について考えると、本当にどうしようもない気持ちになる。僕は
一生精神的にも、肉体的にもマスターベーションの中でしか生きられないような気
がするのだ。
例えば現実的に同じような地点で娘。達、Berryz達を愛している友人を見ていても、
僕は自分がどうしようもなく空虚な人間だと感じてしまう。どうしようもなく間違
った人間であるような気がしてしまう。
例えばシステムが変わったら、例えばもうあの笑顔が消えてしまったら、僕はまた
同じことを繰り返すのではないだろうか。僕に永遠の愛などあるのだろうか。
□
愚かな僕は写真集の友理ちゃんに質問しようとする。
友理ちゃんの言葉なら僕を希望に導き、そして絶望にも導いてくれるような気がする。
でもその質問は言葉にならず、結果ジョニー・アルフの音楽に吸い込まれてしまう。
友理ちゃんは一番温かく、そして一番非情だ。
友理ちゃんと僕の現実の触れ合いはライブと握手会のみで、お台場でギャラリーを希
望に満ちた表情で見渡す友理ちゃんに恋し、そしてラクーアで疲弊しきった友理ちゃん
に混乱の言葉を浴びせ、失恋した。
□
急に音楽のことを思う。
Berryzの音楽のことを思う。もし音楽がこのように永遠性を伴って響くなら。その音
楽が粗末に扱われることがないのなら。もしBerryzが8人そのままでいてくれるなら。
あの時みたいに、お互いにポップスに感動し続けていられたら。
名古屋でパッションで泣かせて。
狂ったように"EH! MUNDO BOM TAI"をリピート。iTunesで音楽を聴くように
なってからCDが棚のどこにあるかを覚えなくなってしまったのだが、なんとか
見つけ出した"ELE E"。ライナーを見るのも久々。このアルバムではジョニー・
アルフはピアノを弾いていないこと。当時彼がナイト・クラブで演奏していた
曲が中心に選曲されていること。どうも声が似てるなと思ったら、オス・トレ
ス・モライスがコーラスで参加していること。"EH! MUNDO BOM TAI"の邦題
は、「素敵な世界が待っている」だったこと。そして、ジョニー・アルフ自身
もその曲が一番好きであること。そんなことが分かった。
□
オス・トレス・モライスのジャーニのような心地よいファルセットを出せるの
はBerryzでは誰だろう……。
そんな風にしてチャットしたり写真集見たり妄想したりしていたら酒が切れた。
財布を見たら300円程度しか無かったので、カードが使えるちょっと遠いサンク
スへ。サンクスはカード払いがサイン無しで使えるのが便利。
雨のホテル街にはポン引きとその怪しい友人しかいない。
街は街で、韓国系飲食店の怪しい看板がやたら増え出していて、なんだか違和感
を感じる。酔って雨のホテル街を歩いていると無条件に昔の恋人がフラッシュバ
ックする。酔っていろんな感覚が麻痺しているのに、そういうことは普段よりも
鮮やかに、くっきりと蘇る。忘れようという思いと思い出したいという思いの前
で沈黙する。そういうのを誤魔化す術を身につけて来ているのが楽でもあり、ま
た別の部分で悲しく、つらい。
□
僕は傘の中に舞美さんを想像した。
下品なホテルの青い看板電光に舞美さんは照らされ、しかし舞美さんはそれでも
綺麗だった。舞美さんは自分がどこにいようが、何の光に照らされようが、そん
なことは気にしないようだった。逆にそんなことを気にする自分が恥ずかしいよ
うな気がした。自分が女みたいじゃないかと思った。想像はそこで途切れ、僕は
家へ辿り着いた。
□
家へ帰り、僕を囲むBerryzのポスターを眺めながら不思議な違和感に襲われること
がある。この子達は一体誰なんだろう、と。俺とこの子達との関係は?、と。
僕は本気で昔のことが思い出せなくなってきていて、娘。達に(そのシステムに)絶
望した瞬間から、Berryzの熱狂へ移った時のことが全くよく分からない。ただ、そ
れが意図的に作った自分の壁であることはぼんやりと憶えている。
そのことについて考える時、このような解放された瞬間にそのことについて考える
時、僕は泣きわめきたくて仕方が無くなる。理由はよく分からない。「望」という
字を僕はどちらの手に持とうか、それとも捨ててしまおうか、いや、両手で持つの
が正解ではないか、などと愚かなまで脅え、混乱している。僕はあまりに小物だか
ら、自分の感覚のみで生きていくことが出来ない。
□
好きな曲について検索している時、自分の日記のログが引っかかり、それを見てい
ると、その女の子について考えると、本当にどうしようもない気持ちになる。僕は
一生精神的にも、肉体的にもマスターベーションの中でしか生きられないような気
がするのだ。
例えば現実的に同じような地点で娘。達、Berryz達を愛している友人を見ていても、
僕は自分がどうしようもなく空虚な人間だと感じてしまう。どうしようもなく間違
った人間であるような気がしてしまう。
例えばシステムが変わったら、例えばもうあの笑顔が消えてしまったら、僕はまた
同じことを繰り返すのではないだろうか。僕に永遠の愛などあるのだろうか。
□
愚かな僕は写真集の友理ちゃんに質問しようとする。
友理ちゃんの言葉なら僕を希望に導き、そして絶望にも導いてくれるような気がする。
でもその質問は言葉にならず、結果ジョニー・アルフの音楽に吸い込まれてしまう。
友理ちゃんは一番温かく、そして一番非情だ。
友理ちゃんと僕の現実の触れ合いはライブと握手会のみで、お台場でギャラリーを希
望に満ちた表情で見渡す友理ちゃんに恋し、そしてラクーアで疲弊しきった友理ちゃん
に混乱の言葉を浴びせ、失恋した。
□
急に音楽のことを思う。
Berryzの音楽のことを思う。もし音楽がこのように永遠性を伴って響くなら。その音
楽が粗末に扱われることがないのなら。もしBerryzが8人そのままでいてくれるなら。
あの時みたいに、お互いにポップスに感動し続けていられたら。
名古屋でパッションで泣かせて。