激しい頭痛
波のように引いてはやってくる激しい頭痛。
ものが思い出せない状態はいつもより酷くなり、叫び出したくなる位
苛々する。鏡を見れば、妙な虫に刺されて頬が腫れ上がり、赤くな
っている。そして、無精髭がその周りに汚らしく群がっている。
嫌悪感と共に、Berryzを悲しませる畜生どもの姿が目の前に浮かぶ。
その薄暗い光景に、殺意のようなものが浮かぶ。
この頭痛と「奴ら」を僕は明確に憎む。
□
作業が終了し、ほんの少し神経が解放される。
僕は大きく息をつく。
僕にはKくんのような表現ができない。
だから、僕はあの4文字言葉を心の中で呟き出す。それを想像しながら呟く。
乳児が何かを求めて呟くように。
気づくと僕の口元はその形に動いている。時折、小さく声が漏れる。
こうして人はおかしくなっていくのだな、と思う。それを少し悲しく思う。
僕はまともな人間になれるだろうか。
そして、もしまともな人間になった時、君たちのことをどう思っているだろうか。
僕はそんなことをすっかり忘れてしまうだろうか。
ものが思い出せない状態はいつもより酷くなり、叫び出したくなる位
苛々する。鏡を見れば、妙な虫に刺されて頬が腫れ上がり、赤くな
っている。そして、無精髭がその周りに汚らしく群がっている。
嫌悪感と共に、Berryzを悲しませる畜生どもの姿が目の前に浮かぶ。
その薄暗い光景に、殺意のようなものが浮かぶ。
この頭痛と「奴ら」を僕は明確に憎む。
□
作業が終了し、ほんの少し神経が解放される。
僕は大きく息をつく。
僕にはKくんのような表現ができない。
だから、僕はあの4文字言葉を心の中で呟き出す。それを想像しながら呟く。
乳児が何かを求めて呟くように。
気づくと僕の口元はその形に動いている。時折、小さく声が漏れる。
こうして人はおかしくなっていくのだな、と思う。それを少し悲しく思う。
僕はまともな人間になれるだろうか。
そして、もしまともな人間になった時、君たちのことをどう思っているだろうか。
僕はそんなことをすっかり忘れてしまうだろうか。