舞美さん、夢でヴァン・ダイク・パークスの
"Four Mills Brothers"が流れたよ。
"And I ain't got nobody, nobody cares for me.."の繰り返しが好きなんだ。
タジ・マハールのカバーも大好き。スティール・パンとタジの濁声(でも、とても
優しい…)が絡み合って、なんだかとても不思議な音楽に感じるかも知れないね…。
そう、そこはカレー屋で、僕は肉体労働の合間に腹ごしらえをしに来たんだ。
その事務所に僕は入ったばかりで、先輩のおじさんに小言を受けながらカレーを
食べていた。流れている"Four Mills Brothers"を聴きながら、僕は昔考えた
ハロー・プロジェクト・キッズ・スティール・バンドのことを考えていた。だっ
て、あの黄色い衣装で演奏してる姿がなんだかとても似合うような気がしてさ…。
ハローキッズで雅ちゃんと梨沙子が食べてるカレーはいつ見ても美味しそうだし、
今年の夏はスティール・パンの入った音楽を良く聴いた。ボノボ、タジ・マハール、
ヴァン・ダイク・パークス、エッソ・トリニダード・スティール・バンド……。
そして、それらを聴きながら、殆どキッズやBerryzのことしか考えなかった。頭
の中でその要素が強く結びついちゃったのかも知れないね。だから僕はそのカレー
屋でキッズ・スティール・バンドのことを思い出したのかも知れない。
夢から起きて、夢のことを思い出して、ベルがカラカラとなってあのドアが開き、
舞美さん達が入ってくることを想像した。そして、ヴァン・ダイク・パークスの音
楽についてどう思うか話したいと思った。舞美さん、でも僕は正直あの忌ま忌まし
い分割ハロコンなんかでは会いたくないな。その場ではきっとそれなりに興奮して
しまうんだろうけど、今のハローのカバーが嫌いで嫌いでどうしようもないんだ。
曲も、人も、全てが使い回しって言うのが情けなくてたまらない。
過去の素晴らしい遺産をそうやって食いつぶす内に、新しい価値は産み出されたの
だろうか?僕には決してそういう風には思えない。
本当にそう言っていいのはBerryzや、キッズ発のポップスからだけじゃないか。
僕はそういう風に感じるんだ。僕はそのような(僕の、勝手な)希望そのものである
キッズを、絶対に現在のハローの枠で使い回して欲しくなかった。抱き合わせや、
そういうことを絶対にして欲しくなかった。今は全てが全体の勝手な都合で動いて
るように見えて、そして、それにキッズが巻き込まれることがたまらないんだ。
だって、現に今年、Berryzは「起立!礼!着席!」を中心として動いていたし、
あの強引な合同ツアーが始まるまでの無条件な幸福感といったら無かったんだよ…。
あの2/7のイベントで見たような、本当に楽しそうなキッズの笑顔を見たい。
4thまでのBerryzシングルみたいな、心から最高って言える曲を聴きたい。狭量で排
他的だと思われても構わない。本当に楽しいと思えることが今、キッズ以外に無いん
だ。昔のことを思い出して泣いてばかりいるのはもう嫌なんだ。それとも、こんなこ
とを言ったら、舞美さんは僕を嫌うだろうか。
また、僕は祈ることしか出来ない。