本物のスキャンダル、それは死
最近、ジャンヌ・モローの「つむじ風」(編集盤)ばかり
聴いている。トップの暗い文も、歌詞の一節です。
…あー、フレンチ・ポップスのガイドとか出ねーかなー。
輸入CDのリスト付きとかで。有名処以外は何買ったら
いいのか全然分かんない状態。ああ、こんなんじゃいかん。
フレンチを聴けば、少しはモテるかも知れない。
圭織を口説けるかも知れない。…と、心にも無いことを
言ってしまった。最近、ほんとうに全てにおいて絶望気味
で、何をしたらいいのかがさっぱり分からなくなってしま
った。体調も良くない。よく目がかすむ。いつも頭が痛い。
仕事帰りにそのまま朝まで飲むなんて、昔はしょっちゅう
だったのに、最近はそういうことをすると、もう完全な前
後不覚状態に陥ってしまう。足下もおぼつかない状態。
この間は気づいたらトイレに倒れていて、僕は目覚めても
まだ寝ぼけていて、一瞬隣に居る彼女の肩につかまろうと
してしまって、「バカ、俺一人だよ。何してんだよ」とか
思ったら、もうその場で死にたくなった。
そう、また気狂いの季節がやってきたのだ。
昔を思い出し、にやけ、泣き、頭を抱えたり、寝れなくな
ったりして、マイナスなイメージばかりが膨らんでいく時季。
その解決策とはただ一つ、外に出るしか無い訳なのだけど、
こんな日記を書いている人間が器用なことを思いつく訳でも
なく、そもそも「誰でも良いから側にいて欲しい」等という
限りなく自分に都合の良い、キショい願望を一体誰が叶えてく
れると言うのだろうか。
僕がその願望をその時思いついた言い回しでくるんで、誰か
女の子に伝えたとしても、僕はきっと泥酔して、自分が何を
言っているのか、何を言ったのかも分からない状態だろう。
娘。妄想が効力を失う時もある。
僕が今欲しいのは、実際に聞こえる音や、感触や、温かさや
そんなもので、ポスターのまりっぺに対してそんなものを真
剣に求める自分の姿を客観視すると、もうどうしようも情け
なくなり、気を紛らわせるためにオナニーしたりする。
もちろん、全然、気持ち良くもなんともない。
□
そんな中で昨日の彼の日記は結構勇気づけられるものだったり
もして、結局過去ログを1年も遡って読んでしまった。
そしたら、彼はハロプロ嫌いの仮性加護ちゃん好きであるよう
で(なんじゃそりゃ)、確実に加護ちゃんに萌えていると思われる
記述があちこちに見受けられた。中でも、昼休みに同僚からの
昼食の誘いを断り、妄想の中の小倉優子と加護ちゃんと昼食を
共にするワンシーンは、本当に涙が出た。
「加護ちゃんが作ったものなら、僕にはどんなものでも
フランス料理のフルコースさ(ぱくぱく)」
とか言っちゃって。
お前、それ俺の頭の中そのまんまだよ……!
□
現実に戻っても、妄想に戻っても、結局寂しいということには変わりはなく。
多分こういう状態があと何年かは続くだろう。
僕は僕の安定する場所を早く見つけないといけないんだけど、
なかなか見つからない。
そろそろ、またキックが欲しい。ライブ行きたい。